【WordPress／ホームページ】PHPのバージョンアップをする時期について考えた
ワードプレスのメンテナンスといえば、本体やプラグインのバージョンアップがメインです。
が、ひそかに「PHP」のバージョンアップも必要ですよね。
ところがこのPHP、本体やプラグインのように頻繁にバージョンアップするものではないため、「いつやればいいものなの？」というのがわかりずらいです。
自分も「ふんわり」と認識レベルだったので、お客様から質問が来たのをきっかけに、調べて自分なりの答えを出してみました。
１．バージョンアップすべき時期は？
ワードプレスの管理画面に以下の注意メッセージが出た時だと思います。
管理画面だけじゃなく、サイトヘルスの画面でも確認することが出来ます。
有名レンタルサーバのさくらのインターネットのヘルプページに、わかりやすい記事がありました。
もうひとつ、「自分でバージョンアップして下さい」ではなく、レンタルサーバ側で「一斉バージョンアップします」とお知らせが来る場合があります。
自分でやるんじゃなくて、レンタルサーバ側でアップデートをするので、そのことを通知しますよ、という意味ですね。自分の作業は発生しませんが、確認は必要です。
ただしこれは、メジャーアップデート（７.x→8.xのように、整数部分が変わる大幅アップデート）ではなく、マイナーアップデート(7.x.y→7.z、7.x.y→7.x.zのように、小数点部分が変わる小幅アップデート）のことが大半です。
２．アップデートしないとどうなるの？
表示速度が遅くなった気がする
迷惑メールがたくさん届くようになった→セキュリティが不安な状態になる
プラグインが正常に動作しないことがある
というような影響が考えられます。
この記事、とてもわかりやすいのでご参考に👇
３．バージョンアップする方法
レンタルサーバの管理画面から出来ます。
「サーバの管理」「サーバの設定」のようなところから、「PHP設定」というような名前のところを探してみてください。
有名なところをピックアップしてリンクを載せておきます。
４．ホームページ保守を事業のひとつにしている自分の場合
わたしはフリーランスのITエンジニアとして、ウェブサイトの作成や管理を受注することがあります。
その場合、以下の２つを定期的に把握しなくちゃな～と思いました。
①ワードプレスの推奨環境
②PHPのサポート期限
①については、ワードプレス本家が以下のページで公表しているので、定期的にチェックします。
2024/06/26現在は、PHPは7.4以上ですね。
②についてですが、以下のページの「PHPバージョンのサポート終了日」を参照してみます。
①で確認した、ワードプレス本家が推奨しているPHP7.4は、2022/11/28でサポートが終了しているんですね。
本日付けでサポート内なのは、PHP8.1ということになります。
これを踏まえて、少なくとも自分のお客様には、「今お使いのPHP、公式サポートが切れている状態ですけど、ワードプレスの推奨バージョンではあります。」という情報は提供すべきかなぁ…と思っています。
で、急ぎではないけど、どこかのタイミングでPHPバージョン上げる作業しましょうか、とお伝えする。
今日の例では
推奨：7.4
サポート内：8.1
と、整数部分が異なるのが気になりますね。
例えば
推奨：7.1
サポート内：7.5
みたいにマイナーバージョン数値が異なるのなら、そんなに気にならないです。
こういう細かい話をどこまでお客様にすべきかは、悩ましいところです。
５．まとめ
創業４年目にして、はじめて深く掘り下げました。
ワードプレス、深いですよね…。
ちなみに、自分のサイトのPHPは今回きっかけでバージョンアップしました。
特に影響なしだったのでホッと一息。
いや、自サイトで問題出しておいた方が、いざお客様から問い合わせきたときに役立つから良かったのか…。
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