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IchigoJamって何ですか?

「IchigoJamをなめてみたら」連載第2回目の今回は直球ド真ん中150キロのストレートなタイトル、その名も

「IchigoJamって何ですか?」


ということでいってみたいと思います。煮ても食えない、焼いたら溶けるIchigoJam噺ここからが本番!前回は漱石がイチゴジャム食ってる話しかしなかったからね!(↓前回)

では早速、IchigoJamって何ですか?

公式ホームページによれば、
「手のひらにのせられる大きさの、プログラミング専用こどもパソコン」
って定義されてます。

ちなみに公式ホームページはこちら。

あれ?リンク貼ったら1,500円って明記されてるぞ?
私が昨日貼ったAmazonアソシエイトの値段よりだいぶ安いんだけど何でだろう?まぁいいや。

公式ホームページがあるんなら、わざわざここで説明する必要ないんじゃないの?と言われるかも知れませんが、ここはchitoseArkのページなんで、私独自の解釈も交えながらお届けしたいです。

まずは「こどもパソコン」っていう部分について。

「すべてのこどもにプログラミングのきっかけを提供する」というキャッチコピーが掲げられているこのIchigoJam、開発者は株式会社jig.jpの代表である福野泰介氏(現会長)で、2014年に公開されたとのこと。その当時の我が国では小・中学生にプログラミング教育を推進すべく学習指導要領の改変が行われたり(2012年)、政府の成長戦略の中にプログラミング教育についての内容が盛り込まれたり(2013年)と、まさに教育の現場からIT立国日本を再構築せんとする動きが盛り上がっていたのです。このあたりの動向については下記サイトが詳しいので、興味ある方は目を通してみるといいかも。

このような時代背景のなか生み出されたIchigoJamは、世間的(国家的)ニーズとも相まって多くの教育機関やプログラミング教室などに用いられ、我が国におけるプログラミング教育の旗手的な役割を果たすことになりました。同じころに世に出たほぼ同サイズのコンピュータであるRaspberry Piがどちらかというとそビジネスや組み込みなどプロユースで用いられたのに対し、IchigoJamはあくまでも低年齢層向けにターゲットをハッキリと絞ったことで両者の住み分けがなされていたと思われます。

…あ、ちょっとガチで説明しちゃったけど、みんな大丈夫かな?
難しかったらとにかく「これはパソコンであって舐めるものじゃないよ」とだけ分かってもらえたらそれでいいです。

そう、パソコンなんですよこれ。大きさはこのサイズですけどね。

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ほぼ原寸大にリサイズした画像です。
これがパソコンだなんて信じられない?でも本当なんです。

じゃあこれ、本日ポッキーの日(11月11日)にちなんで。

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どんだけコンパクトかお分かりいただけました?

昔だったら「テレホンカードと同じサイズ」とか言えば話が早かったのでしょうね。

そう、小さいんですよIchigoJamは。
「こどもパソコン」というより「パソコンのこども」という感じで。

「こんなんでどうやってプログラミングするのさ!」と言われるかも知れませんが心配はご無用。映像は左側の黄色い端子(ビデオ)から出力し、キーボード(PS/2)は右側のUSBにつなぐ。電源は右側のmicroUSBより供給。音は圧電スピーカーをピンソケットに挿すことで鳴ります。

然るべき接続をしたら、あとはON/OFFスイッチにて起動。
ONにして約1秒(!)で立ち上がります。

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どうですかこれ、見事にパソコンでしょう!!

搭載されているプログラミング言語はIchigoJam BASIC。
他はありません。
シンプル・イズ・ベストです。

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これは「電子工作マガジン AUTUMN2020」(電波新聞社刊)に掲載されていたプログラムを打ち込んだもの。

昔はみんなこうやって雑誌などに掲載されているプログラムを打ち込んでゲームを遊んだりプログラミングを覚えたりしたものです。
(かく言う私は当時あまりプログラミング覚えなかったのであまり偉そうに言えませんが…)

IchigoJamって何ですか?についてはおおむねそんなところでしょうか。

次回は、私ことchitoseArk(久保田裕之)とIchigoJamとの出会いについて語ってみたいと思います。

IchigoJamを手っ取り早く手に入れてみたい方はこちら。

電子工作が得意で安く仕上げたい方はこちら。

キーボード等含めてフルで揃えたい方はこちら。


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