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お正月につき家族で雑司ヶ谷七福神めぐりに行ってきました
雑司ヶ谷と書いて「ぞうしがや」と読みます。東京都豊島区の地名で、池袋ならびに豊島区役所からも近いエリアです。
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その雑司ヶ谷エリアに点在する寺社仏閣にそれぞれの七福神が祀られています。これらの場所を辿ることを私の地元では「雑司ヶ谷七福神めぐり」と呼んでいます。もともとは雑司ヶ谷の町おこしのために考案・実施されたものだそうです。
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七福神というのは「七難即滅、七福即生」という言葉で言われるように、災難を除き、福を招くものとされています。ならば新年の詣でとして相応しいものではないでしょうか。ということで…
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元旦明けの1月2日、私たち一家は都バスに乗り、ここ豊島区「雑司ヶ谷七福神めぐり」にやってまいりました!!
1.大黒天(鬼子母神堂)
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まずはここ、鬼子母神堂からスタートすることに。鬼子母神というのはかつて人の子等を取って喰らう鬼神でしたが、お釈迦様に末っ子を隠されることで己の過ちを悟り、その後改心して安産・子育の神となった神様です。
そのような由来を持つ鬼子母神堂には大黒天が祀られています。
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大黒天
鬼子母神の夫でインドから伝来しました。
大黒天の持つ小槌の「ツチ」 は大地の「土」 に通じ、物はすべて大地より生み出される。つまり「宝」を打ち出すという豊作の神でもあり、日本の出雲の大国主命の「大国様」と合わされ親しまれています。
その大黒天様ですが、何と売店?のような建物の中におられます。
これ知らないと見落としてしまうので要注意です!
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ところで一番最初にここに来たのには理由があるのです。
ここが一番強そうだから…というわけではもちろんなくて…。
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ここに売っている色紙とチラシをゲットするためです!
(ここ以外でも売ってるところあるのですが、確実にゲットできるのはここだろうと踏みました)
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これが色紙。3種類売っている中で一番ビジュアル映えしそうなやつを買いました。豊島区を走るIKEBUS(イケバス)や都電荒川線がコミカルな七福神と共に描かれています。
(大黒天のスタンプ押した後にて撮影しました)
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チラシはこれ。
スタンプをここに押して回る方もおられるようです。
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ウチは色紙とチラシの両方にスタンプ押して回りました。
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当日は元旦の翌日であり、参拝客も多く賑わっておりました。
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境内にはやきそばや甘酒の屋台まで。
うぅ昼飯ここでも良かったなぁ~(食べてきてしまった…)。
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娘が引いたおみくじは中吉でした。
まぁよろしいのではないでしょうか。
2.弁財天(観静院)
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弁財天様の居られる観静院というのは、法明寺の塔頭(要するにお寺の中にあるお寺のような意味)にあたります。このため、すぐに観静院とは分かりづらいので、訪問される方は注意が必要です。
(もっとも七福神ののぼりが立っているのですぐ分かりますが)
場所的には鬼子母神のすぐ近く(北側)です。
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境内に少し入ると、すぐに「弁財天」ののぼりが。
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弁財天
元々はインドの女神サラスヴアティーで河の神・水の神です。昔々の漢字表記は本来「弁才天」ですが、財宝神としての願いも加えられた「弁財天」と使い分けされ、琵琶を奏でる美 しい微笑みに包まれ、歌を口ずさみた くなる芸術の女神です。
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弁財天様は法明寺に向かう道の途中を横に入ったところにある小さな空間の中に座しておられました。
我が家は家族全員が何かと創作活動に縁が深いので、弁財天様への思い入れが最も深い傾向にあります。
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3.恵比寿(大鳥神社)
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ここ大鳥神社は都電沿いにあり、極めて分かりやすい場所です。
鳥居立派。
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側面の入口には「大鳥神社新年祭」の提灯が飾られていました。
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惠比壽神
七福神の中でも日本古来唯一の神様で伊邪那岐・伊邪那美の御子です。
鯛と釣り竿を持った姿は「釣りして網せず」ということで、暴利を貪
らない清い心をしていると言われ、商売繁昌の神として愛されています。
皆様もハイ「えびす顔」ですよ。
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解説文にもあるけど、惠比壽様って七福神の中で唯一の日本古来の神様なんですって?ご存知でした?
鯛を抱えているビジュアルが門松と良く合います。
お正月っぽくて良きですね。
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3つめのスタンプゲット。
(チラシも押したけど撮り損ねたらしい…)
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大鳥神社の境内には茅の輪くぐりが設置されていました。
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茅の輪のくぐり方は左、右、左の順らしい。
くぐると疫病を免れるのだそうです。
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おや、何だこのコーナーは?
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な、なーんとぉ!!
お酒だよー!!お酒の試飲だよー!!(←酒クズ)
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かくして3種類の飲み比べ!
左から順に、英君(静岡)、杜來(青森)、根来(和歌山)です。
私的には静岡の英君がイチ押しかなぁ。
新年から素敵企画ありがとうございます。
お礼にお店の宣伝しちゃいます!!
店舗は東京都豊島区雑司が谷2-28-5 エディフィ雑司が谷2F(大鳥神社すぐそば)です!!
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大鳥神社のすぐ後ろを走る都電荒川線。
この町の象徴的な存在ですね。
踏切を渡って次の神様に向かいます!!
4.毘沙門天(清立院)
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おおおおお。
階段沿いにズラリと並んだ、この毘沙門天アピール強し!!
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毘沙門天
約七七O年前から皮膚病・雨乞いの祈願寺として尊崇されてきました。
甲冑をつけ槍を持った姿は昔四の二五の六から武将達に愛されたインドの戦勝の神様ですが、左手の宝塔は人々へ福徳を与える優しさを持ち合わせています。また、区指定文化財でもあります。
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毘沙門天様は流石に戦いの神様だけあって強そうです(もっと言い方…)。
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これで4つめのスタンプをゲット。
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境内の屋内には七福神が勢揃い。
お、あんなところにお酒が…(←酒クズ)
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うわー日本酒出てきちゃったよ!!
(甘酒の代わりということで出してもらいました)
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これはもういただくしかないでしょう!!
KP~🍶
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ここ清立院には日蓮大聖人の像がその威光を放って居ります。
英語だと「Daishonin」なんだ…。
我が家は日蓮宗なので、こちらもきっちりご挨拶させていただきました。
5.吉祥天(清土鬼子母神堂)
(寿老人の代替)
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雑司ヶ谷七福神めぐりの中でここだけが豊島区ではなく文京区にあります。位置的にも他の6か所から遠い場所にあるので(最寄駅は東京メトロ有楽町線の護国寺)、7か所全部をコンプリートしようと思っている方はしっかり心構えをして臨む必要があります。
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吉祥天
雑司が谷鬼子母神像は清土のこの地から出土され「清土鬼子母神」と呼ばれ ています。
その鬼子母神を母に持つ吉祥天は仏教では毘沙門天 の妃ともいわれ、福徳安楽を与え、仏法を護持する天女でもあり、左手には如意宝珠を捧げ持っています。
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こちらが吉祥天様。ちなみに何故吉祥天が寿老人の代替とされているのかについて調べてみたところ、七福神の解釈において寿老人が福禄寿と同一神と考えられていることから、代わりに吉祥天などを入れることがあるとのことです。
(参考:吉様サイト)
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5つめのスタンプをゲットしました。
ここからは、再び池袋方面に向かって折り返します。
☕ coffee break 🍺
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ちょっと頑張って歩いたのでここらでひと休み。
ここは都電雑司ヶ谷駅のそばにあるミニストップです。
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お店の外にテーブルが置いてあるため、我が家はだいたいいつもこの近くに来るとここで休憩するのが常です。
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ここの名物と呼べるIKEBUS(イケバス)が通り過ぎていきます。
その見た目から「赤い装甲車」とも呼ばれています(笑)。
(黄色いバージョンも存在)
6.布袋尊(中野ビル)
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何とあの布袋様が、歩道の一角に建てられたこじんまりとした社に納まっています。
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布袋尊
中野ビル七代目に護持されている布袋尊。
唐の末期に実在したと言われる仏教の禅僧でもあり、弥勒菩薩の化身とも言われています。
満面微笑みと大きなお腹。大層な宝物が入っているような布の袋は福々し
さを感じさせてくれます。
なるほど、ビルに護持されているから居場所がここなのね…。
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真正面から見るとこんな感じ。
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布袋様横から。
この横に設置された学校の机みたいなところにあるのがスタンプ。
(一見分かりづらいので要注意!)
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残すところあとひとつ。
我々の旅はいよいよ終焉を迎えようとしています。
7.福禄寿(仙行寺)
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先ほどの大黒天様が居られた中野ビルからすぐ近くにある仙行寺。
建物の中にあり、まるで古代遺跡に入っていくかのよう。
興奮で胸が高まります。
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華の福祿壽
中国では古くから福禄壽と言う三つの星の信仰があります。
このお寺の福祿壽は仏典より勧請されたものです。そしてここの福祿壽はとても可愛いらしいお姿をしております。見ただけで頬ずりしたくなる「華の
福祿壽」様です。
見ただけで頬ずりしたくなるってどんな?
お見せしましょう、こちらです!
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スマホのカメラによる望遠なのでこれ以上は寄れず…。
魅力が伝わったでしょうか?
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ところで、一般的な福禄寿は背丈が低く、長い頭と長いあごひげを持ち、大きな耳たぶが特徴の仙人というイメージだそうなのですが、こちらの「華の福禄寿」は女神となっておられます。解説によれば、法華経を通じてそのお姿を具現化した「妙法福禄寿」なのだそうです。
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7か所でスタンプを押し、ついにコンプリートです。
ここまでにかかった時間は、バスで千登世橋に降り立ってからおよそ3時間半といったところ。お正月で食べ過ぎた身体に対する運動としても手頃ではないでしょうか。道中でお酒も飲めるし(笑)。
雑司ヶ谷七福神めぐり、興味ある方はぜひ
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ということで、池袋や雑司ヶ谷ら辺にお越しの皆様!サンシャインやアニメ通りも良いですが、他にも何かないかなと思われる方、七福神お参りしたい方、とりあえず寺社仏閣を回りたい方などには「雑司ヶ谷七福神めぐり」をオススメします。この記事では雑司ヶ谷方面からスタートしていますが、池袋から歩き始めても大丈夫です!
都電が走る街を舞台に、ちょっとだけ非日常感の溢れるお散歩へ。
(了)