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三島由紀夫の最後の遺作「豊饒の海」に見る「前世の記憶」

三島由紀夫が自分に重ね合わせたと思われる「豊饒の海」シリーズの第二作♥「奔馬」

ここでは第一作のストーリーから紹介していきます。なんと、自死された竹内結子さんが主演されていたんですね!

『春の雪』あらすじ

物語の舞台は明治末期から始まる。左の脇腹に3つのほくろがある主人公、清顕(きよあき)は華族の家に生まれ、幼少期はさらに位の高い家系に当たる綾倉家に預けられて育った。その綾倉家には清顕より2歳上の聡子という一人娘がいて、彼らは姉弟のように育てられた。
清顕にとって聡子は、幼馴染であり、姉のようでもあり、そして初恋の相手とも言えるような存在だったが、やがて10代後半という繊細な年頃を迎えた彼は、聡子に対して突き放したような態度をとるようになる。しかし実は清顕が気付いていないだけで、聡子は彼のことを深く恋慕していた。 清顕に突き放された聡子は傷つき、殿下と婚約する。そこで清顕は聡子のことを恋しくなってしまう。しかし聡子はもはや皇族の婚約者。禁断の恋と分かっていながら、清顕と聡子は逢瀬を重ねるようになる。親友である本多の協力もあり、清顕と聡子は密会を続ける。そして聡子は妊娠してしまう。これにより清顕と聡子の関係が両家に知れ渡ってしまった。聡子は強制的に堕胎させられ、月修寺という寺に自ら出家する。春の雪が降る2月の暮れ。清顕は聡子と面会するため月修寺に行くが、聡子は拒絶して出てこない。彼は聡子を一目見るために雪の中で待ち続け、そのせいで肺炎をこじらせて死ぬ。まだ20歳だった。死ぬ直前、清顕は本多に対し「滝の下でまた会う」と、転生して再会する約束をした。

「奔馬」あらすじ

春の雪の中で聡子を待ち続けた清顕が死んでから18年が過ぎた。本多は38歳になり、裁判所で判事を務めている。
本多が剣道の試合を見に行くと、竹刀の使い方がとても美しい18歳の勲(いさお)という少年を見かける。その後、本多は神聖な滝の下で勲と偶然再会する。勲の脇腹には3つのほくろがあり、本多は彼こそが清顕の生まれ変わりであると思い至る。勲は華族の腐敗に怒り、剣で日本を浄化しようと「純粋な結社」を結成していた。彼は父親が主宰する右翼塾にも財界との癒着があることを知り、失望する。山梨の川で本多は、勲が白衣の男たちに鎮魂されている姿を見る。「お前は荒ぶる神だ」と父に言われている光景は、清顕の夢日記に書かれたものと同じ。勲は清顕の生まれ変わりなのだと、本多はさらに確信する。 要人の刺殺計画を練っていた勲は、密告により逮捕されてしまう。本多は弁護士となり勲の刑を軽減させた。その後、勲はかつてのターゲットが伊勢神宮で不敬を犯したことを知り、暗殺に向かう。その前に、酒に酔った勲は本多に向かい「暑い南の国で」と不思議な寝言を言う。勲はターゲットの別荘に侵入して短刀で殺害。現場から逃げた勲は、夜の海の崖で切腹自決を遂げたのであった。

輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

三島由紀夫は、この人生での経験と前世での経験をリンクさせながら、自決しました。

彼なりの人生の終わらせ方でしたか、次の人生は「自殺」のペナルティをどう克服していくのでしょうか?
ものすごい忍耐と努力を必要とします。
簡単に生命を絶つことは癖になります。思い通りにならなければ死んだらいいでは、そんな事がまかり通ったら人間は滅亡します!

最初からハンデを背負って転生されるのでしょうが頑張って欲しいと思います。

私も前世からの「自殺癖」をこの人生で克服しました♥
自分の体験からたくさんの方のヘルプをしています!
有難う!毎日が感謝♥



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