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アメリカ副大統領候補JDヴァンスの自伝映画「ヒルベリーエレジー」アメリカの繁栄から取り残された白人たち

ヴァンス氏の母親はシングルマザーである。勤務先の病院(看護師)で薬物を覚えどんどん転落していく。真面目だった少年ヴァンスも何度目かの再婚についていって、相手の男性の息子から大麻をすすめられ、母子ともども薬物におぼれていく。学業にも身が入らなくなり落第の危機に。
「逆境が彼を救う!」
ある日祖母が倒れているのを見つけ病院に緊急入院させる。おばあちゃんは、今までの人生を振り返る。ラストベルトと呼ばれる地域で不況に苦しみ、夫はアル中で暴力に悩まされてきた。もうこのまま死んでもいいかと思っていたおばあちゃんだったが、孫のヴァンスの為に突然、病院を飛び出し、生き始めた。
ヴァンスを娘の再婚先から引き取り、自分が育てることにした。最初、ヴァンスはすでに不良化していたため全くいう事を聞かず反抗ばかりしていた。
ある日、おばあちゃんが、生活保護受給者が受け取る無料のお弁当に何とか懇願して、果物をつけてもらっている姿を目撃する。そしてそれを二人分にとりわけ食べさせてくれた。
そこからヴァンスは生まれ変わる。家事などの家の仕事を手伝い、勉強に没頭する。そして、クラス一の優等生になっていく。高校卒業後、軍隊で資金をため大学に入った。就職の大事な面接を控えたある日、薬物依存症に苦しむ母親を施設に入れるために奔走する。幼かった頃の母親からの暴力の記憶に苦しみながらヴァンスは、育ての親だった愛情深いおばあちゃんとの思い出に支えられながら、再び家族と向き合っていく。

私は今、この文章を息子の為に書いている。充分な事をしてやれなかったどころか、甲斐性のない父親となかなか離婚を決断できずに家庭内暴力にさらしてっしまった。
住んでいた地域ももともとが炭鉱地帯で治安も悪く、年頃の子供たちもやくざな親の影響を受けてる悪ガキが多かった。

安全ではない家庭。安心できない環境で育てたにもかかわらず、息子はぐれなかった。幼い頃は、いろいろあって完全ではなかったが、自分の人生について深く考えられる年齢になった。

私もヴァンス氏のおばあちゃんが孫を一人前にするという夢の為に、一念発起したように「生きがいの創造」に向けて頑張っている。
人々を正気に戻すために、この世界がいかに嘘で塗り固められているか?生きる目的を持たず、流されて生きている人達の意識を変え、現実をより良い社会に変えるために、真実を発信し続けるという夢を追っている!


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