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14か月でASD診断

ASD(自閉スペクトラム症)は、14か月で安定した診断が行える

このニュースを1年前に知ってから、なんだかモヤモヤ。

実際、ASDの診断を受ける時期は、3歳以降が多いらしく。

14か月(1歳2か月)から、約2年のタイムラグが発生してる。


この2年間のロスが、子どもの成長に影響を及ぼさないのか…。

と、個人的には心配。


だけど、14か月って

やっと一人で歩き始めて、赤ちゃんから2足歩行の子どもになる時期。

親御さんからしたら、まだまだ成長途中な我が子ですよ。

だけど1歳6か月健診で、保健師から水を差される。

「目が合いにくいです」

「発語が少ない」

「人への関心が弱い」


初めての人の前だから。

眠いから。

今日はたまたま調子が悪いから。


・・・ですよねーー。

うちの自治体では2歳児でも健診をおこなっているので、大抵は様子を見たい、と落ち着いてしまう。

そして半分くらいは、2歳児での健診でも「様子を見たい」となり、法定健診ラストの3歳児健診まで引っ張られる。

2歳で支援を開始した子と、実に1年間も時間差が発生するんですよ。


ASDに効果があると科学的に根拠があるのはABA(応用行動分析)によるアプローチですが、

療育の教室、病院でのリハビリ、心理士の相談利用といった、別の方法でアプローチされた子達であっても

親御さんの困り感や、お子さんの顔つき、理解度、パニック時の対処等、に差があるなと、現場の保健師は感じてる。

だけど「早いなら早い方が良い」と親御さんに伝えるほどの根拠がまだ弱い・・・

しかも安易に「早ければ早いほど・・・」と支援につなげると、すでにパンク状態の発達支援事業が、ますますパンクしかねない。


課題は常に山積みです。。。