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私がチリで国際バカロレアに挑戦している理由

日本でも最近注目されている国際バカロレア(IBDP)。スイスで設立された教育プログラムであり、独自のカリキュラムに沿った授業を2年間受け 最終試験に合格すると 国際的に認められている大学入学資格が与えられます。

私が通っている学校では、この国際バカロレアを取ることが必須ということではなく、他にもコースがあるので自分のやりたいことに合わせて選択して高校卒業資格をもらうことができます。

ではなぜ 私は国際バカロレアを選んだのだろう?

日本か海外か

10年生の終わりで 次の年のコースや授業を選択するのですが まわりにいる仲の良い友達が 大学はこの国に行くから、将来はこの職業に就きたいから、などと 様々な考えをもとにして選択しているなか 私は何も決まっていませんでした。日本へ行くのかも、どこか他の国へ行くのかも。

日本ではない、非英語圏のインターナショナルスクール。学校の先生が教えてくれたことは行こうと思えばどこへでも行ける。選択肢が多すぎて、私はそこから1つ選ぶということがまだできませんでした。

でも、国際バカロレアは世界への切符のようなもの。取得することができたら アメリカやヨーロッパ、日本の他にも自分が興味がある国で勉強することができる、視野が広くなると考えていました。

その頃スコットランドへの進学が決まった日本人の先輩にも、暗記ばかりではない、深く考えさせられる機会がたくさん与えられる、国際バカロレアというものから学んだことは多かった という話を聞いてとても興味を持ちました。そして、国際バカロレアの道へ進むことを決めました。

想像以上に

チリにあるインターナショナルスクールいうことで、英語が第一言語、スペイン語が第二言語に。一部の授業を日本語で受けられるプログラムはもちろん日本語の先生も身近にはいなかったので、私に日本語という選択肢はありませんでした。

大学レベルとも言われるほど 情報量が多く内容も濃い授業

創造性、活動、奉仕 といった課外活動との両立

Extended Essay 書こうとしたこともない英語で 4000 words の論文

どれもこれも始める前は想像もできなかったくらい大変で、追いつくことができず、2学期の成績は今までで一番最悪。11年生の終わりには 溜め込んでいたものを全て吐き出すかのように 家で泣いて 友達の前でも泣いてしまいました。

泣いてしまった大きな理由がもう1つ、それは先生に「国際バカロレアはやめたほうがいいんじゃないか」と言われたこと。

今まで日本語で教育を受けてきて、いきなりインターナショナルスクールへ転校し、そこで英語で勉強を始めて3年。前よりはずっと英語力も上がって理解したり 自分の考えていることを伝えたり 書くことはできるようになった。でも、国際バカロレアにはまだ足りていない。

やる気はあるし、頑張ってるのは見てわかる、それでも報われないなんて、そんな状態だったら 国際バカロレアはやめて違う方法で伸ばしていったほうがいい そう先生に言われました。

無理だと言われたことを成し遂げたい

先生から言われたことは間違いなく事実で、自分でも理解しています。でも、いざ言われてみるととてもショックで、こんなことになってしまっている自分が悔しかったです。

それでも、1年終えたばかりで 途中でやめるなんて中途半端なことはしたくありません。

どんなに辛くても、先生に無理だと思われていても

もう1年、死ぬ気で頑張ろうと決めました。

未来のことは誰にもわからない。やらずに後悔するよりやって後悔。

諦めずに、突き進んでいきます。



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