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二階建てバスで巡るお風呂という名の美しい街バース(bath)

今回の目的地は、バースとソールズベリー。イギリス留学中、外泊をはじめてしたところだ。

今まで留学場所であるカンタベリーから日帰り圏内の場所を訪れていたが、行動範囲を広げた形だ。

そして今回は同行者として、同じ日本人留学生と一緒にいったことも大きな変化だった。(詳細:今までの経緯

留学中、初めての外泊旅。バースへ

私と同じ時期に学校に入った日本人留学生がいた。最初は日本語を話さないようにと、互いに距離を取っていた。

しかしその人もまた、英語に対して自信を無くしていた。話せない。聞き取れない。文法までもが怪しくなってきたという。お互いに英語に苦戦する気持ちはわかりえある分、勉強でフォローしあえる部分も見えてきた。

バースに行ったのもその人がきっかけだ。「バースとストーンヘンジには一度行ってみたい」ということで、今回の旅が決まった。

外泊しなければならない距離だったが、その人は元々旅行会社に勤めていた。不思議なもので一度心が柔らかくなると、今まで気づかなかったことに気づく。

旅をするための手配も、慣れた人や長けた人から教えてもらえる環境というのは、とても幸運なことだったのではないだろうと今になって思う。

さて、今回はバースについて。バースは街全体が世界遺産に認定されている。

二階建てバス「city sightseeinng」

バースに到着して私達は真っ先に二階建てバス「city sightseeinng」に乗りにいった。以後このバスに乗ることが、私はイギリスの旅先での定番となる。それほど有益なバスだった。

手元に残っていた City sightseeing のチケット

この二階建てバスは、イギリスの観光地ではよく見かける観光バスだ。(公式サイトによれば世界中至る所で走っているようだ

バスは主要な観光スポットを巡り、乗り降りも自由。これによって行動範囲がぐっと広がった。

2階建てバスは、自分が想像している以上に、かなり高い視野から街をの風景を見ることができる。

二階部分は屋根なし。風が気持ちいい。

さすがは街全体が世界遺産に認定されているバース。

バスからの景色

バスに乗っているだけでも楽しかった。テーマパークの乗り物に乗っているかのようだ。いや、実際にそこで人が生活している本物の街なのだが。

バスからの景色

また、おすすめなのが、多言語の音声ガイドだ。オーディオによって街や各スポットのガイドをしてくれる。日本語音声もあるので、英語が苦手でも問題ない。(乗るバスによっては日本語ガイドがないバスもある)

このバスに乗ることで、街のどこを巡るか、目星をつけることができる。気になった場所はバスを降りて後でじっくりと観てまわった。

徒歩散策

正直、街を散策するだけでも日本ではお目にかかれないような街並みを堪能できた。

徒歩散策

ローマン・バス

2000年以上前、この地にローマ人が築いた一大温泉施設。それがこのローマン・バスだ。

今はこのお風呂に入れない

バースという地名の由来としてもっとも有力な説が、このBath(お風呂)なのだ。古代ローマ人もお風呂が大好きだったようだ。入浴文化が日本と共通していて、なんだか妙な親近感が湧いた。

まだ日本でテルマエロマエが大ヒットする前だったが、このローマン・バスでローマの入浴文化を知ったおかげで、テルマエロマエを観るきっかけになった。

ローマン・バスは博物館になっている。博物館には音声ガイドが用意されていて、日本語音声ガイドもあった。

やはり博物館など知識・情報がたくさんある所は、母国語があると助かった。このようにイギリスには、各国の音声ガイドが用意されている施設が多くある。

日本ではあまり気にしなかったが、海外の博物館や観光地で母国語を聞けることは、観光客が快適に過ごせる一つの要因なのだろうと感心した。

ロイヤルクレセント

バースの二階建てバス(city sightseeinng)乗っていて気になった建物があった。円形にぐるっと建っている建物だ。

後述のロイヤルクレセントの建物とは別の建物

日本ではあまりみかけないラウンドアバウト(環状交差点)。それにそって住宅が円状並んでいた。

さらにもっと大きな円形の建物がある。音声ガイドから「ロイヤルクレセント」について語られた。

こちらは徒歩で写真を撮りにいったロイヤルクレセント

有名な建物で18世紀にジョン=ウッドという建築家により造られた集合住宅らしい。

バース大僧院

バース大僧院は、ローマンバスやロイヤルクレセントと共に世界遺産に登録されている。

Bath Abbey. Abbeyは修道院という意味。

ステンドグラスには、イエスキリストの生涯に起きた56のエピソードが描かれている。


振り返って考えてみると、私がヨーロッパやアフリカなどにバックパッカーすることができたのは、周りの友人達に旅の仕方を教えてもらえたからに他ならないと思います。

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