ちしょう(智彰)@禅僧

仏教の話が好きで、経典原文を意訳、イラストを交えLINE風の会話や動画に再構成していま…

ちしょう(智彰)@禅僧

仏教の話が好きで、経典原文を意訳、イラストを交えLINE風の会話や動画に再構成しています。WEB(wp)や動画は独学自作です。ゲーム依存や海外(留学、バックパッカー、海外禅)などの経験があります。詳細プロフ→ https://zenessay.kosonji.com/

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    推敲なしのメモ書き日記。これをきちんとまとめて文章にできたら、ブログ(https://zenessay.kosonji.com/)に掲載したいのですが、できる気がしないです。なのでとりあえずこちらに保存しておきます。

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    お坊さんが読み解くお経の世界 それは、現代に伝わる2500年前の会話でした。 お経はたて糸(経て糸)、はるか昔、約2,500年前の出来事を、現代に伝え繋げています。 ただ唱えるだけがお経じゃない。そこには意味があって、伝えたいことがある。お釈迦さんを中心に、弟子達を含め多くの古代インドの人々が織りなす、はるか昔の事柄が記された太古の書でもあります。

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    過去の自分が旅をした体験談。過去に途中までブログに書いたものやアルバムやメモに残っていたメモなどを掘り返してリライトしています。

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禅僧と読み解くお経の世界「仏教トーク」 私がこれを作る理由

はじめまして。私(ちしょう)は、禅僧(曹洞宗の僧侶)です。 ブログサイトで、仏教経典を意訳再構成してLINEのグループトークのような会話形式にした記事を書き続けています。題して「仏教トーク」です。 この仏教トークを動画にすることになり、それを機にnoteを始めました。 noteの使い始めた時は、動画のアップロードをする順番を整理するぐらいの感覚だったのですが、noteのヘルプ「はじめてガイド」を観て使い方を改めました。 私が仏教と関係あると思っても、SEO的にはブレて

    • 禅僧の「雑阿含経巻第15-389」講話メモ書き2日目

      ▽原文はこちら https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-12 四諦の教えを良医に喩えている一者善知病(病気のことを良く知っている) 謂良醫善知如是如是種種病 いわゆるよい医者というのは、これはこういう病気である、これはこういう病気であるということを良く知っている 二者善知病源(病気になるのは何故なのかを良く知っている) 謂良醫善知。此病因風起。癖陰起。涎唾起。衆冷起。因現事起。時節起。是名良醫善知病源。 いわゆるよい

      • 良い医者のたとえ|「四諦」という教えについて https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-12 「出典:雑阿含経巻第15-389」仏教の基礎の教えの内の一つ「四諦」。この四諦のたとえ話である「良医のたとえ」は知る人ぞ知るお話です。

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          前世の「業」の話はやめなさい|仏教でいう<業>とは?(無益な争い5)

          本動画は「雑阿含経巻第16-414」の内容を基に作りました。 業という言葉は、よく勘違いされやすい仏教用語の一つです。普段何気なく知っているつもりでいる業は、果たして仏教で使われていた<業>の意味なのでしょうか? 実は前世などを語る風習の「業」と仏教の<業>の意味は違います。 月一回頻度で第二金曜日に更新しています(19時頃)。 ▽原作「仏教トーク」 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-13-5 ―――――――――――――――――――― ▽音源素材 VOICEVOX:波音リツ VOICEVOX:玄野武宏 VOICEVOX:白上虎太郎 VOICEVOX:WhiteCUL VOICEVOX:雀松朱司 VOICEVOX:麒ヶ島宗麟 https://voicevox.hiroshiba.jp/ 効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/ ▽動画編集ソフト https://shotcut.org/ ▽荒村寺(曹洞宗) https://kosonji.com/ ▽クリエーターページ(note) https://note.com/chisho_jinen ▽ちしょうのブログサイト「禅僧随想録」 https://zenessay.kosonji.com

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          留学中初めての一人旅。続いてシェイクスピアの故郷・ストラトフォード=アポン=エイボンへ

          イギリス留学中、友人達と何度か遠出をする中で、イギリス内の宿泊や移動方法など、旅に必要なノウハウは少しずつ教えてもらった。 今度は、一人でも行ってみたくなった。そして留学中、初めての一人旅。 今回の目的地はオックスフォードとストラスフォード=アポン=エイボンだ。今回の記事ではストラスフォード=アポン=エイボンについて。 (↓過去の記事はこちら) シェイクスピアの故郷・ストラトフォード=アポン=エイボンStratford-upon-avon(ストラスフォード・アポン・エ

          留学中初めての一人旅。続いてシェイクスピアの故郷・ストラトフォード=アポン=エイボンへ

          禅僧の「雑阿含経巻第15-389」講話メモ書き1日目

          今回は1日目ということで動画を見る所から。 ▽原文はこちらに記載している。 「四諦とはどういう教えなのか?」について簡単に説明した。 苦諦 風 苦しみはある 追い風、向かい風もある 集諦 火 煩悩はある 命の炎でもある 滅諦 囲い、または、せき止める堤防、壁 「火=煩悩」は「風=苦しみ」によって、大きくなったり、小さくなったり、揺らぐ為、囲う。 ろうそくの炎のように、暖炉の火のように、囲うことで調節できる環境が調う。 道諦 道 調節の仕方、囲

          禅僧の「雑阿含経巻第15-389」講話メモ書き1日目

          薪をくべる たとえ話|お経に載っている仏教用語の解説「取」 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-11 出典:雑阿含経巻第12-285,286 仏教用語「取」について、お釈迦さんがたとえ話を用いて説いています。所有欲、手に入れるということがどういうことなのか。

          薪をくべる たとえ話|お経に載っている仏教用語の解説「取」 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-11 出典:雑阿含経巻第12-285,286 仏教用語「取」について、お釈迦さんがたとえ話を用いて説いています。所有欲、手に入れるということがどういうことなのか。

          煩悩について|草木のたとえ https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-10 「出典:雑阿含経巻第12-283」お経の中にあるよる仏教用語の解説。「煩悩」についてお釈迦さんが草木のたとえを用いて説いています。

          煩悩について|草木のたとえ https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-10 「出典:雑阿含経巻第12-283」お経の中にあるよる仏教用語の解説。「煩悩」についてお釈迦さんが草木のたとえを用いて説いています。

          水の流れのたとえと牛飼いの話|「何事にも捕らわれない」の勘違い https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-9 「出典:雑阿含経巻第43-1174」世間のしがらみを捨て、今の牛飼いの仕事を放棄して、すぐにでも弟子入りをお願いしようとするナンダさんとお釈迦さんのやり取り。

          水の流れのたとえと牛飼いの話|「何事にも捕らわれない」の勘違い https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-9 「出典:雑阿含経巻第43-1174」世間のしがらみを捨て、今の牛飼いの仕事を放棄して、すぐにでも弟子入りをお願いしようとするナンダさんとお釈迦さんのやり取り。

          イギリス・オックスフォードから一人旅はじめました。

          イギリス留学中、友人達と何度か遠出をする中で、イギリス内の宿泊や移動方法など、旅に必要なノウハウは少しずつ教えてもらった。 そしたら今度は、一人でも行ってみたくなった。ということで、ここで初めて一人で遠出することにした。 今回の目的地はオックスフォードとストラスフォード=アヴォン=エイボンだ。今回の記事ではオックスフォードについて。 (↓前回までのあらすじはこちら) 学園都市オックスフォード誰もが一度は耳にしたことがあるだろうオックスフォード。なぜかは知らないが、私も

          イギリス・オックスフォードから一人旅はじめました。

          正しい事実の使い方 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-8 「出典:雑阿含経巻第2-35」で語られる無常という仏教用語の解説。「無常(あらゆるものは変化している)という教えは絶対の真実だ」と断言してしまうことは、本当に正しいことなのだろうか?

          正しい事実の使い方 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-8 「出典:雑阿含経巻第2-35」で語られる無常という仏教用語の解説。「無常(あらゆるものは変化している)という教えは絶対の真実だ」と断言してしまうことは、本当に正しいことなのだろうか?

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          仏教トーク無益な争い4|そのような議論はよしなさい

          お経には昔の記録が記されています。例えば、このようなどこにでもあるような言い争いも。言葉はよく吟味しなければいけません。 月一回頻度、第二金曜日19時アップ予定ですので、よろしくお願いします。 本動画には明確な出典元があり「雑阿含経巻第16-415」の内容に準じて作っています。 ▽原作「仏教トーク」 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-13-4 ―――――――――――――――――――― ▽音源素材 VOICEVOX:波音リツ VOICEVOX:玄野武宏 VOICEVOX:白上虎太郎 VOICEVOX:WhiteCUL VOICEVOX:雀松朱司 VOICEVOX:麒ヶ島宗麟 https://voicevox.hiroshiba.jp/ 効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/ ▽動画編集ソフト https://shotcut.org/ ▽荒村寺(曹洞宗) https://kosonji.com/ ▽クリエーターページ(note) https://note.com/chisho_jinen ▽ちしょうのブログサイト「禅僧随想録」 https://zenessay.kosonji.com

          仏教トーク無益な争い4|そのような議論はよしなさい

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          イギリス・カンタベリーでの合掌に関する想い出話

          私はイギリスのカンタベリーに留学中、クリスチャンのご家族と仲良くなった。毎週日曜日、彼らが通う教会に訪れ、交流を重ねた。 その夫婦には小さな娘がいて、よく自宅に招かれて、その子と日本語で話すこともあったっけ。もちろん、ご夫婦ともお茶を飲みながら、色んな話をした。 その話の中で合掌が話題になったことがあった。 クリスチャンの方と語った拠り所の話「人は一人では、自分を支えきれない。だから拠り所がある。クリスチャンである私達は大きな樹に依って生きている。大きな樹は神さま。その

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          禅僧の正法眼蔵講話「摩訶般若波羅蜜」メモ書き4日目

          理解できない話、意味がよく分からないやり取りの例えとして「禅問答みたいだ」と一般的に使われる場合があります。 しかし実際の所、禅問答を含めて、仏教の話には、そこに「伝えたい大事な事」があります。仮にここではその大事な事を「般若(智慧)」と呼ぶ事にしましょう。 空気のように学ぶ例えば、自分の大切な気持ちを相手に伝えようと言葉にします。しかしこの気持ちの全てを言葉にすることはできません。何かを言えば、何かが欠けているような気がします。 おそらく言葉の全てを尽くしても、その気

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          「正見(正しく見る)」とは?|お経に載っている仏教用語解説 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-7 「出典:雑阿含経巻第12-301」お釈迦さんがいう「正見」とは、どういうことなのでしょうか? 「有」「無」を例に考えよう。お釈迦さんとカッチャーヤナゴッタさんとの対話から

          「正見(正しく見る)」とは?|お経に載っている仏教用語解説 https://zenessay.kosonji.com/buddhist-talk-7 「出典:雑阿含経巻第12-301」お釈迦さんがいう「正見」とは、どういうことなのでしょうか? 「有」「無」を例に考えよう。お釈迦さんとカッチャーヤナゴッタさんとの対話から

          禅僧の「増一阿含経31-5」講話メモ書き4日目

          解説すると分けてしまうが、話としては分けられない。増一阿含経31-5の講話も本日で最後。 前半部はこちらになり、精進の話がメインテーマになる。 後半部はこちらで、「幸福」とは何かということが、一応テーマになるだろうか。 こうして前半部と後半部にわけることができるが、このお経が一つの話としてまとめらえていることを考えると、前半と後半の話は、切っても切り離せない。 特に後半部の「幸福」について触れる際に、前半部の所が大事なってくる。 全体を通して改めてこの話を訳したのが

          禅僧の「増一阿含経31-5」講話メモ書き4日目