焦って仕事を探すのはもう辞めよう
これは私自身にいつも言い聞かせてる言葉。
大学時代はバイトしてお金を貯めていくのが楽しくて、バイトを掛け持ちして毎日働いていた。朝から夕方までは大学で授業を受けて、夕方から夜の22時くらいまで働く。大学生の身でありながら、月に12万くらいバイト代が入ってきた時は素直に嬉しかった。そう、私はもともとは働き者だったんだ。
社会人になってからも、毎日あくせく働いた。資格を取るために仕事をリタイアして通信制大学に編入した時も学業と仕事を両立してたし、教員免許状を取って教壇に立った時はほんと目まぐるしく仕事してた。毎日12時間近くは働くのは当たり前だったし、成績付けが始まる時期は土日返上で朝から夕方まで働いた。よく仕事してたなと思う。
メンタルブレイクを2019年におこして、全く働けない廃人のような生活を送っていた時は働けない自分を徹底的に責めた。社会で役に立てない自分は生きてる意味がないし、生きちゃ駄目だと思っていた。猛烈に死にたい気持ちに襲われて、誰でもいいから私の命を早くなくしてもらいたかった。毎日死を望み生きていたのだ。
自分は偏った仕事人間だったのだ。
命を失ってまでする仕事なんて人生の中で一ミリも大切なんかじゃない。仕事は自分の人生を豊かにしてくれる生活の一部でしかないのだ。命より仕事じゃない。命が一番なのだ。
日本人は生活の大半を仕事にささげて、うまくリフレッシュが出来ていないと感じている。実際教員として目まぐるしく働いていた自分はいつも頭の中に仕事があって、常に動いていないと不安になっていた。その考え方が、もう異常なのだ。休日はとにかく休む!好きなことする!何も考えないようにする!そういった切り替えが出来ていればメンタルダウンも免れていたのではないかと今になって思っている。
一度心を壊すと回復までに相当な時間を必要とすることを肌で感じてる。2019年から4年経つ今現在も病気は続いて服薬は必須だし、一日8時間、週5日で働けない。世間的に見たらお先真っ暗なのである。働けない自分を凄く恥ずかしく思い、日に日に減っていく貯金を見てため息しか出ない。
でもね、今は心を回復するために必要な時間なんだ。
仕事をリタイアする時、こんな形で辞めたくなかったし、定年まで完走出来ない自分を本当に責めたよ。毎日苦しくて大泣きしてたよ。でもね、ちゃんとこの決断も正しかったと思えるように歩むしかないんだよ。
無理をして周りにまた迷惑かけたり、また休職して振り出しに戻ったら、意味がないじゃないか。そうならないように慎重に、自分を徹底的に守りながら仕事するんだ。頭を使っていかに効率よく仕事できるかに神経を使うんだ。
自分の病気から学んだことは、自分のことをより冷静に見つめ、理解してあげるということ。自分を愛すること。そして、これからは焦って仕事を決めない。完全に復活するためには激しいアップダウンも経験するから。時間がたくさんかかることも承知の上だから。
だから、今闘病中の皆さん、焦らずマイペースにいきましょ!!病気のことを忘れるくらい人生楽しんでやりましょう!!夢中になって生きるのです。きっと病気は、私の人生をより人間臭くしてくれる最高のスパイスなのです。
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