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【France】Chateau Poupille [2015]

アルザスからパリ経由のTGVにのり、ボルドー駅について、駅舎から外に出た瞬間、初夏のボルドーの日差しにくらっとしたのを覚えている。駅からホテルまで、バックパックを背負って歩く道すがら、全身から汗がじわりじわりと出てくるような、湿度のある蒸し暑さだった。

「あれ?ボルドーって海洋性気候で、夏比較的涼しくって話じゃなかった?」と思わず教本を疑ってしまうほど。

Bordeauxという名前は、「水のほとり(au bord de l`eau)」という古語から来ているらしいが、Bordeauxを訪れた際に見た光景も、川沿いはもちろん水辺に集まる人々が印象的だった。

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うだるような暑さに、思わずボルドー民ではない奴まで、子どものように裸足になり、裾をめくって、はしゃいでしまうような、”水のほとり”。

水の鏡 Miroir d'eau 」にて。

さて、最近久しぶりにボルドーワインを開けた。島の酒屋のラインナップとして定番になりつつある「シャトー・プピーユ(フランス、ボルドー地方、コート・ド・カスティヨン、メルロー100%)」。日本酒国家(佐渡島)でも浮気しやすいお手頃の赤ワインなので、きっとよく出るのだろう。

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今回は、焼肉やろう!との気持ちでのワイン選びだったので、セカンドラインのよりお手頃な子に。我が家の焼肉は、蓋を開けると野菜中心なので、そこそこ軽めでフレッシュな果実味がある感じが、スタートから飲みやすい。

色:やや紫、しっかりとしたルビー色、やや濃い

香り:赤黒果実(熟したラズベリー/ブラックベリー)、バニラっぽさ(15%をフレンチオークで18ヶ月)

味わい:フレッシュ、果実味が強い、酸は少ない、スルッとして余韻は短い

シチュエーション:BBQ、HomeParty、バラエティ豊かなつまみもありながら、お肉を目指すような流れの時。デイリーで赤ワイン飲みたいなと思った時など。

メルローは本来はもう少し、しっかりしたもの(熟成したもの)を飲むことが多いんだろうな。テイスティングコメントの模範をおさらいしながら...

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そうそう、もう一つボルドーの思い出は、このなんとも言えない斬新なフォルムの博物館。「La Cité du Vin」興味本位で覗くのであれば、ボルドーシャトー巡りを1日半くらい諦めて、時間を確保するしかない。情報量の多さに、頭から湯気出ますので気をつけて。

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