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【現代詩】後悔

或る男の航海日誌
彼は語る後悔はなかったと

決して穏やかな海ではなかった
自分で航路を決めたつもりが
もしかしたら航海ですらなく
漂流だったのかもしれない

だけども彼は後悔がない
彼なりの終着地点で気づいたのだ
美しいサンゴもそびえ立つ氷山も
全てを見ることが航海の目的だと

ーこれを読む君の人生すべてに
意味があらんことをー

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