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どうでもいいこともどうでもよくなくなるしどうでもよくないこともどうでもよくなる

夜食に先日差し入れでいただいたお高い鯛だし茶漬けを食べた。一口食べて「こんなもんわさびじゃろがい!」と冷蔵庫からチューブを取り出して鯛茶漬けににゅるると絞り出して食べた。柚子胡椒だった。わさびがよかった。

さーて、SHIMAISHIBAIの仕事と自分の仕事で白目むきながらパソコンやiPadにむかっている毎日ですよ。もうね、終わらないの。やることなくならないの。気分転換にこれ書いてる。
理由はわかってまして、いま演出助手と制作と宣伝美術と団体代表者と脚本家と俳優(フリーランス)を兼任している状態だからです。しーろーめ!しーろーめ!

日々、書きたいものを少しずつ書き進めてはいたのですが、物語を書くことに慣れてないので、いまいけそう!って時じゃないと進まないのがやっかい。事務作業をしている時は事務的な脳が働いているから文章もおもしろくない。脳みそが酔ってる時じゃないと、物語を書く用の言葉が出てこない。作業脳と浪漫脳を切り替えることに苦戦してる。みんなどうしてるんだろう。天才だったらこんなことで悩まないのかな。

でも先日からSHIMAISHIBAI運営部に加わってくれた和田ちーちゃんがとてもしごでき男で、作業分担ができるのでむちゃくちゃに助かってる。
私の頭にあることは私しかできないし、ぶんちゃんにはプレイヤーに徹してもらいたいって最初から思ってたので、運営的な部分をお任せできる人が増えたのはほんとにありがたい。巡り合わせよ、ありがとう。

次回公演のことと、次回公演以外のことを同時に進めている。劇団であり、劇団だけじゃない、おもしろい団体にしたくって。私ひとりだとこんなことしたいあんなことしたいの構想しかできなかった。ちーちゃんが加わってくれたおかげで、じゃあどうしよっかって先のこと考えられるようになってきた感じです。がんばるよ。生きててよかったって瞬間を共有したいね。

すっかり夏になっちゃったねえ。数日前まで毎日映画の撮影現場にいて、終日家に居ない日々から一転、家にこもりっきりの日々に。間ないんか。猫たちはよろこんでくれてます。

無事クランクアップしたので、情報公開をお待ちくださいませね。貴重な体験たくさんさせていただいて毎日新鮮だった。撮影期間の大半は、都会を一望できるオフィスの窓際の席に座っていました。私の席ではなく、私が演じた女性ががんばってがんばって座った席。

作り話であっても、物語の中で時間は経っているし、人は変わるし、関係性は積みあがってゆく。作り話も現実も、なにも変わらない。すべてをコントロールすることは、たとえ作者であってもできない。あの人達の「物語」は終わっても人生は続くから元気で楽しくやってたらいいな。

撮影現場に通う日々はとても規則正しくて、台本読んで早めに寝て太陽が出るか出ないかくらいに起きて終日撮影して帰る毎日でした。現場行くと食べ物も飲み物もちゃんと出してくださるし、早寝早起きで三食食べて、普段より健康的な生活してるねって共演者のみんなやスタッフさん達と話したりしてた。

みんなおもろくて優しいひとばかりだったな。すっかり仲良くなったころにさようならをするのはどの現場でもおなじだね。さみしいけどまた会えます。そんな気がします。ひと息つく暇なく次がはじまるのは、自分にとってはいいことだと感じてる。飽き性でもあるし、さみしがりなんで。

まじで疲れてる時の張り付いた笑顔

今書いてるのはバンドのお話だから、バンドマンだったころのもう薄まりに薄まってしまった記憶を久々に取り出してみたりしてる。今思うととんでもないことたくさんあったけど、私はあのころがきらいじゃないよ。戻れないし、戻りたくないからこそすきだ。おかしくて切ない。がんばって書くから、楽しみにしててね。

「どうでもいいことはなしてよ」って歌詞の一節が浮かぶ。誰だっけ、誰のなんて曲だっけ、って何時間も思ってたのに今思い出した。GalileoGalileiの曲やね。

子どものころどんなことがすきだった。どんな家庭で育ってどんな場所がすきだった。最近あったいやなこと、うれしかったこと。とりとめのない話。どうでもいい話、どうでもよくない話。いや、どうでもいい話も、あなたの話ならどうでもよくない。どうでもよくない話も、あなたが笑ってくれたらたぶん、どうでもよくなる。

誰かとじゃなくて、あなたとはなしたい。誰かのじゃなくて、あなたの話がききたい。欲をいえば、その瞬間はできれば当たり前のように訪れてほしい。特別なことだと気づかないでいたい。「はなしたい」は「あなたがすき」なのだとしった。「はなしたくない」は「もうすきじゃない」なのだともしった。

当たり前っていうのは特別でできてる。なにもかもが当たり前じゃない。ぜんぶ割れものに見える。高い居酒屋で出てくる薄ガラスのビールグラスくらい扱いに困るね。花は買って帰るから枯らすのに、どうして欲しくなってしまうんでしょうね。

その瞬間はある日突然前触れもなく訪れる。暴力的でありこれ以上ないほど自然の摂理でもある。すべてを受け入れていくしかないなら、せめて後悔のないように生きたい。しあわせってなんなのか、とっくに知ってるのかもしれないけど、まだ知らないでいたいよ。

いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。