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フルーツ天国台湾でフルーツサンドを作ってみた

カナダに住んでいる日本人の方が、

カナダではなかなか手に入らないフルーツサンドを作ったという、

この美味しそうな記事を朝から読んだ。

もうね、このカラフルな絵がそそるよね。

食べたい、どうしても食べたい!

食いしん坊が発動。

確か台北の中山駅のあたりに、日本人夫婦がやってるフルーツサンド店がある。

店名は忘れてしまったから、またインスタで調べて・・・

『中山 フルーツサンド』で検索したら出てくるかな。

ーなんて頭をひねっていたが、急にハッと気づく。

この記事、フルーツサンドを“自分で作った”という内容じゃないか!

わたしはとにかくめんどくさがりやで、腰が重いのだ。

料理に興味がないわけじゃないんだけど、レシピを見て、見て、見て・・・

なかなかキッチンに立つところまでいけない。

でも今日は違った!

冷蔵庫にキウイがあったな。グレープフルーツもいけるかな。

ヨーグルトとクリームチーズとはちみつをちょっとずつ混ぜて、クリームのかわりにできるかやってみよう。

具体的にイメージができると、からだを動かせるものなんだろうか。

キッチンにいって、食パンを1枚取り出す。

あれ、思ってたより分厚いぞ。

半分に切ってサンドにしようと思ってたけど、オープンサンド(挟まず上に具材をのっけるやつ)でいっか。

我が家ではパンは冷蔵庫で保管してあるので、だいぶ時間が経って固くなってるそれに、

ほんの少し水をかけてレンジでチン。

ふかふかのパンに戻しておく。

キッチンではお手伝いさんがマンゴーを切っているところだった。

その隣にお邪魔して、キウイとグレープフルーツの皮を剥いていく。

グレープフルーツはいつも半分に切ってスプーンですくって食べてたけど、

いつかこの外側の皮をナイフで切り落としていくの、やってみたかった!

『マツコの知らない世界』の包丁の回で、オレンジをそんなふうに剥いているのを見てからずっと真似したかった。

なるべく実を削ぎ落とさないように、少しずつ皮を切り落としていく。

キウイは輪切りにしてから大根のカツラ剥きみたいに皮を剥く。

これも実がなるべくつかないよう、薄ーく、薄ーく。

全部カットしたら、洗い物を増やさないためにパンのお皿にまとめて載っける。

片手にお皿とスプーン、もう片方の手にクリームチーズとヨーグルトとはちみつの瓶を持ってテーブルへ。

テーブルでは、お義母さんが美味しそうなバナナを頬張っている。

バナナ!

キウイとグレープフルーツはどっちも酸っぱいから、バナナもいれたら甘くなって美味しいだろうなぁ。

お義母さんに、ひと口だけちょうだい、って言おうかと思ったけどなんとなく言えず、

丸々1本は多すぎるので今回は諦める。

そのかわり、さっきお手伝いさんが切っていた熟した甘いマンゴーを少しもらうことした。

どうやら家に果物が溢れかえっているので、見かねたお手伝いさんが熟したのからどんどん切って、わたしたちに食べさせて整理してくれていたらしい。

ドラゴンフルーツも切らないと、と言って、お義母さんにもう食べられないからあとでいいと止められていた。

台湾のニュース番組を見ながら、

小さい器にヨーグルトとクリームチーズとはちみつを少しずつ入れて混ぜてみる。

ヨーグルトの水を切ってないので、どろどろだ。

これをパンに塗ったらどうなってしまうのか。

確実に食べづらい。絶対に垂れる。

まぁいっか、気を付けて食べるしかない!

パンに塗るというより、かけて、その上にフルーツをのっけてみる。

どうやらもっと薄切りにしないとだめだったらしい。

こんな風になった。

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たくさん切ったのに全然のせれない!

もっとフルーツを薄くして、少しずつずらして重ねて並べればよかったのかな。

あむっと端からかぶりついてみたけど、

やっぱりものすごーーく食べにくい。

クリームが垂れて、ズボンに少しついてしまった。

結局クリームもどきをかけたパンと、フルーツを順番に口の中につめ込んで、

口の中でフルーツサンドの味を味わった。

これはこれで美味しかったからよし。

最後に、余ったキウイとグレープフルーツとヨーグルトを頑張って食べきり、豪華な朝食が終了。

お義母さんはわたしが朝からフルーツを満喫しているのを見て、

わたしのお金はぜんぶ果物の中にあるのよね〜(意訳すると、お金をぜんぶ果物に使っている、ということ)と言って笑っている。

仕方ないのよ、うちの家族はみんな果物をよく食べるんだから、と続ける。

息子のうちの1人には、お金の無駄遣いだ!と怒られるので、その息子が帰省してきても帰りに果物を持たせるのはやめた!という。

お義母さんがたくさん買うから、みんな頑張って食べているのかと思っていた、という言葉を飲み込んで、そっか〜とだけ返しておく。

わたしは台湾にきてからの1年で、多分、32年の人生で日本で食べてきたフルーツの量と同じくらいのフルーツを食べさせてもらった。

そのおかげで、お肌が少しきれいになった気もする。

わたしは今、フルーツ天国に住んでいる。

せっかくだから、またフルーツサンドを作ってもりもり食べよう。

お義母さん、またおいしい果物買ってね。

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左から:お義母さんと近所のお婆さんと果物売りのおじさん


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