離乳食のツナ缶に、猫たち大興奮?!
今朝、娘に初めて離乳食でツナをあげてみました。
まず先にストックしてある冷凍野菜をレンジで加熱。
いつも離乳食をあげるときは、娘の百日祝いのときにお食い初め用に買ってきた小皿を使っています。
ダイソーで買った安物ですが、桜柄でとってもかわいいのでお気に入りです。
お粥は、毎朝旦那のおばあちゃん用に「地瓜粥」(さつまいも粥)をヘルパーさんが電鍋で炊くので、そこから少し頂戴します。
お米とさつまいもの乱切りを一緒に炊いたものです。
ちなみに、私の朝ごはんも、このお粥に塩昆布をかけるだけ。
なんて楽・・・!ありがたいです。
お粥と野菜を冷ましている間に、鍋にお湯を沸かしてツナ缶の中身を入れ、油抜きと塩抜きをします。
ツナ缶を開けると、瞬時に察知して、我が家で飼ってる2匹の猫が立ち上がります。
「それ知ってますよ、猫缶でしょ?」とキッチンにやってくる猫たち。
いえいえ、今日は違うんですよ、これは人間の食べ物です。
・・・だから違うんだってば!
しょっぱいし油多くて、猫の体には悪いんだってば!
ちょっと大人のクロちゃんは、足元にやってきてウロウロするだけだからいいのですが、問題は子猫のミカンちゃんです。
台所の調理台に登ってきました。
慌てて空になった缶詰をシンクに置いて水をかけます。
ミカンちゃんは急に水が出てきて驚いたようですが、ひるまずに缶詰に顔を近づけます。
缶詰の中には水しかないことを確認すると、ツナのにおいがするのか、今度は鍋のほうへ進もうとして、離乳食の器などに阻まれて立ち往生しています。
そのまま放っておこうかと思いましたが、離乳食に近づかれるのは衛生面的に心配です。
サッと隙だらけのミカンちゃんの身体に手を回して抱き上げた時、抵抗しようとしたのか前足が片方、離乳食の器に突っ込まれたのが目に入りました。
あっ、と思った時にはすでに遅く、陶器の器は落ちて割れ、破片が中に入っていた野菜たちと一緒に無惨に床に散らばりました。
私の腕の中にいたミカンちゃんは器が割れる音にビックリして、まるで『トムとジェリー』みたいに全力で逃げようともがいています。
私の方はというと、ミカンちゃんを降ろそうと思っていた床に破片が散らばっていて、咄嗟にミカンちゃんをそこに落としてはいけないと、逃げたがっているのを逆にしっかりと捕まえてしまいました。
私の腕を駆け上るようにしてミカンちゃんが大暴れし、やっと私は手を離しました。
ミカンちゃんは転がるようにリビングへ逃げていきます。
せっかく準備した離乳食が床に散らばっているのを前に呆然とする私。
大根のストックはこれが最後の一つだったのに。
一から準備をやり直しです。
ティッシュで落ちた野菜を拾い、ほうきとちりとりで破片を集めます。
バウンサーに乗った娘もキッチンにいたので、「大丈夫だった?破片飛んでこなかった?」とモチモチの白い肌を確認。
よかった、幸い娘はケガしていませんでした。
もし娘がもっと近くにいて、熱い離乳食がかかったり、興奮した猫に飛びかかられたりしていたらと思うとゾッとします。
ふぅ、と一息ついて、まだジンジンする右腕に視線をやってビックリ。
ミカンちゃんの爪痕がこんなに!
腕がミミズ腫れだらけになっています。
ビックリしたミカンちゃんは爪を出して、私の腕を駆け上ったようです。
つい最近、Twitterで猫に本気噛みされたら飼い主はすぐ病院に行かなくては危険だというのを見たばかりです。
本気で引っ掻かれた場合はどうなのでしょう。
不安になり、先程の写真を撮ってTwitterにアップしました。
大惨事を見ていた娘はというと、特にビックリして泣くこともなく、放置されすぎたことで少しご機嫌斜めになっている様子。
ショックが冷めやらぬまま、急いで離乳食の準備を再開します。
準備している途中で、やっぱり傷口を洗っておいた方がいいかも、とキッチン横にあるユニットバスでシャワーを腕にかけます。
シャワーの水が、腕の傷に沁みる・・・。
Tシャツの袖にも血が滲んで穴も空いています。
なんとなく娘の視線も右腕にいっているような気がしつつ、離乳食を食べさせます。
右腕を傷だらけにしてまで用意したツナ。
初めてなのでほんの少ししかあげられませんが、喜んで食べて欲しいところ。
お粥や野菜と混ぜて一口。
娘「ウゥーッ」
嫌そうな顔をする娘。
稀にパクパク食べてくれる日もありますが、大体の日はこんな感じ。
最初の一口だけ口を開けてくれますが、あとはなかなか進みません。
ママの大負傷に免じて今日だけは嬉しそうに食べて欲しかったのですが・・・。
自分で食べる!と私からスプーンを奪って、口に突っ込んでしゃぶりました。
しかし、どういう仕組みかスプーンに載ってたお粥を少しも減らさずに、また口から出してきます。
イリュージョン。
スプーンを振り回し、お粥を手で掴み、昨日洗ったばかりのバウンサーが汚れていきます。
デザートに娘の好きなフルーツヨーグルトを食べさせて、よしよしこれでタンパク質も摂れただろうと一安心。
フルーツの入ったヨーグルトだけは、いつも積極的に口を開けて食べてくれます。
さて、娘の残したお粥をかきこみ、後片付け。
部屋に戻る前に、猫のお水を換えておかなくちゃ、とお水の皿をガチャン!と音を立てて洗い場に置いてしまったら。
ミカンちゃんがまた『トムとジェリー』になって、毛を逆立てて慌てて走ってリビングの椅子の下に潜り込みました。
ごめんごめん、さっきのがよっぽど怖かったんだね。
トラウマになってしまった様子のミカンちゃんなのでした。
それでもめげずにツナをもらおうと、台所にやってきて調理台に登ろうとはするので不思議です。
部屋に戻ってから、右腕に消毒液と軟膏を塗って、上から旦那さんに絆創膏を貼ってもらいました。
旦那さんからは、これからツナ缶を開けるときは猫に重々気をつけなさい、開ける前に猫を上の階に閉じ込めておきなさい、と面倒なことを言われました。
離乳食にツナを出すだけで、こんな大惨事になるとは思いませんでした。
油抜きしたツナを冷凍ストックしたので、しばらくはそれで娘に食べさせてあげられますが、残りのツナ缶を開けるのはしばらく先になるでしょう。
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