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ハワイ島日々の暮らし:永遠に続く「ありがとう」のループ

ハワイ島ヒロの我が家の庭に、一本のアボガドの巨木があります。

正確に言うと、お隣さんの敷地と我が家の敷地をまたいで、この巨木はそびえ立ちます。

タイトル写真を少しズームしてみます。こちらです。

中央がアボガドの木

目を凝らしてよく見ていただくと、たわわに実るアボガドに気付いていただけるはず。

更にズームしてみます。

見えてきましたね?

木の全体像をお見せできないのが残念ですが、とにかくものすごい巨木なので、肉眼で確認できるだけでゆうに100個は越える実りようです。

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最近の私の毎朝の日課は、このアボガドの木を見上げ、今にも落っこちてきそうなアボガドの熟れ具合を確認すること。

我が家の犬に先を越されないように、です。その犬、アボガドが大好物なのですが、食べ過ぎると必ずお腹を下してしまうのです。いったん見つけると取り上げるのが大変で。

そんなわけで、アボガドの落下が始まると犬と私、どちらが先にアボガドを見つけられるか、地面に落っこちたアボガドを巡って熾烈な競争が始まります。

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日に日にふくよかさを増す緑色のアボガドはある日突然、

ドドドドドド!

と一気に落下を始めます。本当に一気に。
満を持して!という感じで一斉に落ち始めます。

その日は決して犬を先に庭に出してはなりません。そんなことをしてしまったら、嗅覚に劣る私に勝ち目はありませんので。

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さて、今にもその時を迎え落下を始めようとしているアボガド。

大量のアボガドのその後の行方ですが、ご近所さん、普段お世話になっている方、友達はもちろん、通っているフラのクラス、太極拳のクラスには大きな紙袋にアボガドを詰め込んで持参し、考え得る限りの知り合い全員に配布です。

すると(なにもそれが目当てではないのですが)、みかんの季節にはみかん、ライチの季節にはライチ、レモンの季節にはレモン、といった具合に、みなさんのお庭から我が家の食卓へと季節の果物が届きます。

永遠に続く「ありがとう」の物々交換のループ。


普通の民家のお庭でも果物の木が元気に育つ、ハワイ島ならではの風習です。

そればかりではないかな。「ありがとう」をちゃんと形で示したい、という菓子折り文化を持つ我々日本人にもどこか通ずる感覚を、ハワイの人は持ち合わせているように思います。素敵です。

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アボガドの収穫は1カ月ほど続きます。

目を皿のようにして芝生の間にもぐったアボガドを探す毎日が、今年ももうすぐやってきます。

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こんな感じでハワイ島の日々の生活のことなど、書いていけたらと思っています。

読んでいただきありがとうございました。
スキやコメント、フォローをいただけると泣いて喜びます!

今日もよい一日を。
アロハ🌺



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