見出し画像

青さと熱さを見た感覚が残る/『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』感想

年齢を重ねていくうちに、スポーツ作品への抵抗がなくなってきた気がします。
自分が運動部に所属したことがなくて、スポーツをやってきていないから、昔は「運動やっている人の気持ちはよくわからん」という感じでしたが、最近はスポーツに打ち込んでいる人を見ると、その熱をもらって魂が震えるようになってきました。人間らしくなってきた。

今回劇場で観た『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』も面白かったです。MX4Dで観たのでアトラクション的な楽しみもありつつ、しっかり惹き込ませるアニメーションでした。

ハイキュー!!自体はアニメぶり。しかもアニメを見たのも3年前くらいなので、日向たちに会うのは結構お久しぶりでした。正直なところそれまでの話はうろ覚え。
ただ、試合が始まってから「そうそうこれがハイキュー!!だったな〜」って思うくらい熱い展開が続きました。うーん、良いもの観たなあっていう感覚。

一緒に見た姉は、ハイキュー!!は完全に初見でしたが、そこそこ楽しかった様子。ある程度は予習はしておいたほうがよさそう。

今回は主人公の日向じゃなくて、研磨の心情がメインで描かれていて、そのあたりも感情移入できた要因かもしれない。
もともとバレーボールに対して、他のメンバーほどの「熱」があるわけじゃない研磨が、あの一戦を通じて、感情がぐわんぐわん変わっていく様が良いのです。

鑑賞した勢いで、その日のうちにNetflixで総集編を観て「ふおおお音駒との合宿での練習試合も良き……」となりました。


バレーボールは「繋ぐ」スポーツ。

このメッセージが全体を通して、強調されているのが良かったです。いろんなスポーツがある中で、私がバレーボールが好きな理由もここにある。

ボールが落ちなければ、まだ繋がる。試合はおわらない。

今年はパリオリンピックで、日本男子の出場が決まっていて率直にすごいなと感じます。一昔前は、海外勢に比べて身長が低くて、それを補うためにとにかく力任せなイメージがあったんですが、今では強くなったんだなあ……

「52年ぶりのメダル獲得に向けて頑張る」とか、何年ぶりのメダルなんて正直選手たちには関係ないだろうけど、やっぱり世界で活躍する日本人選手が見たいなあという気持ちです。

がんばれー


この記事が参加している募集

映画感想文

サポート頂けたら励みになります!!