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読書記録 #02 無理ゲー社会

橘玲さんの『無理ゲー社会』を読んだ。
前半部分は、近年起きた事件に触れながら、現代を生きる若者の視点を描いており、中々興味深いものだった(自分の年代の大半の気持ちを代用しているようなものだった)
ただ、後半は中々難しかった。そして、こんなにも現代社会とは生きづらいものなのかと気が重くなった。

わたしは、基本楽観主義だ。
幸いなことに毎日楽しいし、死にたいと思ったことはない。
将来に対する多少の不安はあるけど、そこまで悲観的ではない。

ただ、いい意味のように聞こえる「自分らしく生きられる社会」という言葉に、これ程残酷な意味があるとは思っていなかった…。

自分らしく生きることを求められる現代のリベラルな社会では、自分らしく生きられる人と、自分らしく生きることの出来ない人との格差が拡大しているそうだ。たしかに、自分らしく生きられる、ということは、自由であることの反面、自分の力で他者と戦わないといけないし、全ての結果は自己責任ということになる。全ては個人の才能と能力にかかってくる。

個人の力で周りに勝つことが出来る人は、自分の人生を謳歌できる、、、

なんとも残酷な世界なんだろう、、

と言っていても始まらないので、
今日もコツコツと勉強して自分の能力を上げる努力をし、
1日1日を大切にすることで充実させ、楽しむ。

今のわたしにとって、これが今を生き抜く解だ。

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