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【最新号紹介】治療(CHIRYO)4月号 達人に学ぶ 小児の発熱・皮膚疾患

東京では桜も満開を迎えていよいよ新年度という感じがしてきましたね。

環境が変わったり、新しい刺激を受けやすい時期なので、やりたいことをまとめるにもいい頃合いかもしれません。先行きは不透明ですがコロナ禍も一段落したところで、「今年こそは」の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

たとえば、
”今年こそは、小児診療をうまくやれるようになりたい!”
とか😻

そんなわけで「治療」の新年度1発目は、小児の発熱と皮膚疾患についての対応を一挙にまとめて、小児診療の苦手意識を払拭しようという企画です!
小児ならではの難しさや保護者への説明などに対応すべく、エキスパートのテクニックを盛りだくさんにまとめておりますので紹介していきたいと思います。

特集の目次

■小児の発熱診療
発熱診療の鉄則(鉄原健一)
風邪と診断するための病歴・身体診察(伊原崇晃)
発熱診療に潜む診断エラー(利根川尚也)
抗菌薬の適応(大竹正悟)
小児急性期診療と新型コロナウイルス感染症(笠井正志)
発熱と随伴症状の治し方(牟田広美)
発熱と予防医学(古市美穂子)
原因がわからない発熱のアプローチと転帰(伊藤秀一)

■小児の皮膚診療
小児の皮膚 総論(玉城善史郎)
よく見る小児の皮膚疾患(日野治子)
小児感染症の皮膚コモンディジーズとピットフォール(中村健一)
見逃したくない重症皮膚疾患(持丸奈央子,吉田和恵)
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の見分け方と外用療法のポイント(佐々木りか子)
乳幼児のアザ(長濱通子)
脱毛症(伊藤泰介)
小児のスキンケア(伊藤明子)

問診できない小児の風邪にどう切り込むか

年齢が低い子どもの場合は、うまく症状を伝えられないため、身体診察や親への聴取だけで診断を進めていく必要があります。

「どうせ風邪だろう」と思ってしまっては足をすくわれてしまうので、しっかりと緊急度の評価やほかの疾患の除外ができるように、達人たちの診療の型を覗いてみてください。

抗菌薬や入院の適応、まだまだ心配な新型コロナウイルスについても考え方を示したほか、保護者にアドバイスしたいホームケアや予防の心得、どうしても診断がつかない場合についてもまとめておりますので、しっかりと確認しておきましょう!

様子見していいのはどんな皮膚症状?

乳幼児期の皮膚症状は蒙古斑をはじめ、成長に伴って自然に消退していくものもあれば、なるべく早期に治療すべきものもあります。
アザについては、成長して色素沈着してくるとレーザー治療の効果が落ちてきてしまうので、治療できるものであれば早めに対処できるのがベターです。
見分けのつきにくいものもありますが、カラー写真で症例を示しておりますので、解説とともに確認してみてください。


薬の使い分けやスキンケアについてなど、プライマリ・ケアで必要な知識をまとめましたので、明日からの診療に活かせる内容となっております。

発熱と皮膚疾患に対応できれば小児外来の9割はうまくいく

小児診療の訴えで最も多いのが発熱、皮膚疾患の相談ではないかと思います。

これらは診療の結果がわかりやすく、ミスをした際は誤魔化しがききません。レベルの差がはっきり出る分野だからこそ、そこを鍛えることが小児診療を不安なくやれる近道となります。

新年度のスキルアップに是非お役立てください🌸


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文責:南山堂「治療」編集部 カーター

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