【最新号紹介】治療(CHIRYO)7月号 おとなのワクチン Update
いよいよ夏らしい気温になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、映画「シン・ウルトラマン」を観てきました。なかなか考えさせられる内容で楽しめたのですが、一番の感想は「ゼットン、そうくるか~」でした。
ゼットンの声と「ピロピロピロピロ」という効果音は、私が幼い頃に受けた絶望感と深く結びついていて、映画を観ていても息をのみました。
一緒に観た妻は怪獣のことなどまったく知らないライト層だったため「おい!ゼットンを知らないのか!?」と掴みかかりそうになりましたが、こうやってアップデートされて今の時代にゼットンの恐怖を伝えていくことはきっと重要です。
そうアップデートは大事なんです!
というわけで、今月の特集は2018年に「治療」で特集し、その後書籍化した企画でもある「おとなのワクチン」の続編です!
特集の目次
特別座談会:コロナ禍でワクチンプラクティスはどうなった?
特集の冒頭には特別座談会として、編集幹事の中山久仁子先生と氏家無限先生、守屋章成先生にコロナワクチンのこれまでの変遷と、これからのワクチンプラクティスへの希望を語っていただきました。
未曾有の事態に国民の多くが参加したワクチン事業ですが、これまでにないシステムも導入されて、大きな一歩を踏み出せたともいえるイベントとなりました。変異株に振り回されている現状もあるものの、参加された先生方からは今後のワクチンプラクティスへの希望を見出した声も出てきました。
今後のCOVID-19や追加のワクチンがどうなるかはまだ不透明ではありますが、非常に興味深い座談会となりましたので、ぜひご確認ください!
ワクチンを取り巻く問題もアップデート!
総論ではおとなのワクチンの重要性と世界の予防接種体制の比較、そしてmRNAワクチンを含めたワクチンの種類についておさらいしています。
タンパク精製の手間をすっ飛ばして、体内で目的のタンパクを作らせてしまうという発想の転換は胸がときめきますね。
続く章では、ワクチンの安全性や救済制度、コミュニケーションの仕方などをまとめております。
コロナワクチンでも大きな問題となりましたが、因果関係によらず接種後の副反応のリスクについてもしっかりと理解し、対象者に伝える必要があります。どれだけ相談に乗れるかが、ワクチンプラクティスの腕の見せ所ですね。
ワクチン情報もしっかり更新!
後半ではHPVワクチンをはじめ、とくに覚えておきたいワクチン情報をまとめております。
コロナ禍で世間のワクチンへの関心は高まっているといえます。成人向けワクチンの対象となる患者さんが外来に来た際に、ひと声ワクチンの提案をするのもよいかもしれません。対象となる患者さんやどんな種類があるのかは本特集を読んでしっかり勉強しましょう。
最後の特殊な場合のワクチンは妊婦や免疫不全者などのちょっと対応に困ってしまいそうな症例の解説をしています。医療従事者向けのワクチンについても解説しておりますので、自分や施設の状況を顧みて適切に対処していきましょう。
「治療」では読者アンケートも実施しております。お読みいただいた方はぜひ応募ください!
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文責:南山堂「治療」編集部 カーター
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