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【最新号紹介】治療12月号 インフォデミックと向き合う

2021年も早いもので残り1ヵ月となりました。新型コロナウイルスの影響が始まってから約2年が経とうとしています。
振り返れば、発生源の話からダイヤモンド・プリンセス号の対応、マスクの効果、COVID-19の感染性や致死リスク、最近でもワクチンの副反応や治療薬についてなど、玉石混交の情報の氾濫に飲み込まれ続けた2年間でもあります。

日々診療にあたられた医療者の方々もこの「インフォデミック」によって患者さんとの意思疎通が難しかったり、振り回されたりすることがあったのではないかと思います。
もとより、コロナ禍の前からワクチンや薬についてなど、医師と患者の認識の違いに困った経験のある方は多いのではないでしょうか。

今回の『治療』はそういった医師-患者間の情報問題にフォーカスした特集です!

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特集の目次

■新型コロナを中間総括する
医療現場でインフォデミックと向き合う─日本プライマリ・ケア連合学会の取り組み─ 喜瀬守人
COVID-19「インフォデミック」SNSは医療健康情報をどう変えたか 市川 衛
世界の新型コロナ/ ミスインフォメーションのいま 古田大輔

■インフォデミックに向きあう
臨床現場で─メディアの誤った情報を信じ込んだ人にどう対応する?─ 天野雅之
コロナ禍における情報発信 忽那賢志
ファクトチェックの現場 籏智広太,千葉雄登
外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」─ 理解や聴こえに困難を抱える方々への情報保障─ 武田裕子
インフォデミック─問われた報道のありかた─ 近藤誠司

■医療者がいかに「無関心層」へ情報を届けるか
SNS 医療のカタチにおける取り組み 大塚篤司
みんパピ/こびナビの運営 木下喬弘
Twitter の特色と情報発信ツールとしての有用性 山本健人
書籍/ドラマ─ 医療リテラシーが高くない人への情報発信─ 中山祐次郎
YouTube ─情報砂漠のオアシスを目指して─ 髙橋怜奈
メディアと医療者との共同─ TV 出演する専門家はどう決めてる?─ 吉田拓也

興味深いメディアの話と情報発信の方法

目次を見るとわかるように、本特集ではインフォデミックにあたっての学会や医師個々人の取り組みについてと、インフォデミックを検証する内容を取り上げております。

医師の方々だけでなく、普段から情報を発信するジャーナリストやメディアサイドの方などにもご協力いただいており、それぞれの立場での検証やファクトチェックの取り組み、情報の差をいかに埋めていくかについてご解説いただいております。

医療情報発信のトップランナー達の意識

インフォデミックへの対応として、正しい情報を自ら発信することもできることの1つです。
今回、SNSやYouTube、書籍などあらゆる方面で正しい医療情報の発信に力を注いで活躍されている先生方にそれぞれの取り組みについて書いていただいています。
どうしてその活動をするに至ったのかの原点には、やはり患者との情報の差に悩んだ過去があったようです。それぞれの思いをぜひ読んでみてください!


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文責:「治療」編集部 カーター

前号の紹介記事はこちら

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