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産休入ったのでつれづれに心境を書いてみる

ようやく

最近産休に入った。
ようやくだ。待ちに待った産育休が始まった。
それまでホンットー!に辛かった。つわりや貧血、慢性的に続くだるい症状で、ほとんどの日々が妊娠前に比べて体調が悪く、それは初期をピークに中期・後期と続いた。妊婦として正社員を続けることがいかに辛いか身に染みて感じた1年だった。

毎日辞めることを考えては、産休育休にもらえるお金の額を頭に浮かべ、必死にしがみついていた。時には旦那に辞めたい、何で辞めれないのと八つ当たりし、その度に今辞めたら後で後悔するかもだよと諭された。
妊娠してからは、仕事のやりがい・人脈作り・スキルアップなどを考える余裕もなく、ただ「仕事を辞めないで続ける」それだけで一杯一杯の日々だった。Twitterで辞めたいと何回呟いただろう。
産休に入る直前なんて、日めくりカウントダウンをPCに貼って、だんだん減っていく残り日数を見てはニヤニヤする日々だった。

それが、なんだ。
まだ産休入って3日くらいだが、
もうすでに飽き産休に飽きている自分がいる。

何なら産休入って2日目には何をやったらいいのかわからなくなり、何なら仕事に復帰したいとまでふと思ってしまった。(週五は辛いので週三くらいで)
午前中は勉強したりニュースを見たり読書をする、比較的頑張れる時間で
午後になると疲れて眠くなり昼寝をする、一度昼寝をするとずっと眠い状態になり、short動画を見るくらいしかできなくなる。
妊娠前によくやっていたスポーツや泊まりの旅行ができないため、時間の使い方が難しい。

仕事で使っていたgoogleカレンダーで自分のスケジュールを決めたり、年賀状を書いて旦那に提出してみたり
あれこれ仕事風にやってみたりしたが、決められた成果や期限がないのでついだらけてしまう。
ここまで正社員という時間拘束の働き方に体が順応してしまっていたのか、と自分に驚いた。
慣れって恐ろしい。まだ私は働き始めて3年ほどだが、これがたとえば30年働いた後に定年退職となるともう自分で考えて動くことができなくなりそうだ。まるで長年鳥籠に閉じ込められていた鳥が放たれてもすぐに飛び立てなくなってしまうように。

さて、生まれるまでのこの1ヶ月をどう過ごそう。
生まれた後は本格的に忙しくなると思うので、ただひたすら自分と向き合ってやりたいことをやる、自分を大切にする日々にしたいと思う。

今日はReactの勉強をしてみた。こんなに静かな環境で考えにふけられるのも今のうちなのだろう。

結婚して感じたこと

今年結婚した。結婚して幸福度は確実に上がった。優しくて温かい旦那がそばにいてくれて、心の安定感が爆あがりした。日々、癒し・笑いが増えて今はとても幸せだ。
でも一つ懸念がある。自分と向き合う時間が減ったということだ。
独身の頃は、仕事が終われば自分がやりたいことや自分と向き合う時間があった。実家暮らしだったのもある。
だが今は結婚して家を借りて2人で住むことで、仕事が終わったら家事を考えるなど「あれをしなきゃ」が増えた。1人でいる時間が旦那といる時間に一部変わることで、自分の心と向き合う時間が減った。旦那の好きなことや今日あったことをシェアするのも楽しいけど、自分を見失いそうで不安になることがある。
結婚後の心境あるあるなのかも?

子供を産んだら、それこそ自分と向き合う時間は毎日はないのかもしれない。1週間に1回か2回、旦那に子供を預けて自分1人でカフェとかに行きようやく手に入れられるようになるのが「自分時間」なのかもと思う。
どんどん自分の優先度が下がっていくようで、怖い。
これをちゃんと想像できていたら子供を産むのも躊躇していたかもしれない。
(今では子供を産まない選択をする人の気持ちがとてもよくわかる。)
ただ、人生の中で子孫を残すことは絶対と私は決めていたので、今回の選択は正しかったと思う。

人間は誰しも変化が怖い。
旦那や、子供ができることに、多少の不安を感じつつ
でも実際に手に入れた後は、それを手放すことが考えられなくなるくらいかけがえのないものになるのだろうな、と思う。