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【多田塾で学ぶ】キャリアコンサルティングの実践と変形型スーパービジョン

キャリアコンサルタントの資格取得後に不安を抱えている人
「キャリアコンサルタント資格を取得したけど、経験を積む機会がない。」
「少しでも更新講習の費用を抑えたいな。どうすればいいの?」
「自分のキャリアコンサルティングの良し悪しが分からない。」

このような不安を解消できる多田塾の活動内容について紹介します。

せっかく時間とお金をかけて取得した資格。経験や自己研鑽を積んで『活きた資格』にしていきましょう。

この記事を書いている私は、去年の3月に「キャリアコンサルタント養成講座(日本マンパワー)」を受講し、第15回キャリアコンサルタント試験(JCDA)に高得点で一発合格しました。
IT企業の現役社員の傍ら、現在は2級キャリアコンサルティング技能士試験の勉強をしながら、(株)TADAJUKUのWebマーケティング活動のほかに、キャリアコンサルタント試験の受験サポーターも行っています。

こういった私が前回の記事に引き続き、多田塾『Shien.Lab』で行っている活動のほんの一部について、説明していきます。


■1.『Shien.Lab』の『キャリア相談課』は、キャリアコンサルティングの実践の場です

仕事等で相談業務に携わっていない限り、「キャリアコンサルタント資格を取得しても経験を積む場がない」、「経験がなくて不安だ」といった悩みを抱えている人は少なくありません。これは、『Shien.Lab』研究員生も同様です。そこで、こういった要望に応えるために、『Shien.Lab』内に『キャリア相談課』が発足しました。

『キャリア相談課』は、試験対策とは異なり、キャリアコンサルティングの実践の場です。
そのため、実務経験を積んで、自信を持って履歴書に記載することを目指します。そして、最終的に下記の2つを目的としています。

①一般の方の相談も受けられるようにする
②得意分野をプロフィールに掲載できるようにする

『キャリア相談課』は『Shien.Lab』のなかで、私が一番楽しみにしている企画です。

■2.『Shien.Lab』の『キャリア相談課』で、キャリアコンサルティングの実務経験を積むことができます

キャリアコンサルタントの登録を継続するためには、5年ごとに更新を受けることが必要です。更新を受けるためには、以下の厚生労働大臣の指定を受けたA及びBの講習を受ける必要があります。

―――厚生労働大臣の指定を受けた講習について―――
A キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識の維持を図るための講習につき8時間以上
B キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な技能の維持を図るための講習につき30時間以上
ただし、以下の事由は合計10時間以内に限り上記B(技能)の講習を受けたこととみなされます。
有効期間満了より5年以内の、以下時間に関して、合計10時間以内の証明書を用意してください。
【引用先】https://careerconsultant.mhlw.go.jp/n/update.html

『キャリア相談課』はキャリアコンサルティングの実践の場であり、かつ、多田塾は会社組織であることから、キャリアコンサルタント更新講習のうち技能講習(10時間)の実務従事に関する証明書を発行することができます。これにより、10時間分の費用を抑えることができます。
キャリアコンサルティングの実務経験が積めるほかに、更新講習の技能講習(10時間)の免除も受けられるのは、お得ですね!

なお、上位資格である2級キャリアコンサルティング技能士や1級キャリアコンサルティング技能士に合格して登録をすると、上記よりも免除の幅が広がります。

▶キャリアコンサルティング技能士の試験概要はこちら
https://www.career-kentei.org/about/


■3.キャリア相談課を発展させた『変形型スーパービジョン』でブラッシュアップします

単に月1回、『キャリア相談課』でキャリアコンサルティングをこなしていくだけではなく、時には『変形型スーパービジョン』を開催します。この企画は、『キャリア相談課』で自分が行っているキャリアコンサルティングの良し悪しが分からないというShien.Lab研究員生の声から始まりました。
変形型スーパービジョンとは、相談者(Shien.Lab研究員生)の協力のもと、実際に『キャリア相談課』で相談した内容を再現します。そのため、守秘義務は厳守です。閉鎖的なコミュニティ環境だからこそ実現できる企画です。

相談者は、下記の内容を『変形型スーパービジョン』に参加したShien.Lab研究員生へ伝えます。
①実際にキャリアコンサルタントから、どういう関わり合いをされたのか
②どんな気づきに繋がったのか
③実際にどんな変化があったのか

そして、参加者は支援者側として「こんな関わり合いの仕方があったのではないか」などを、グループセッションで深堀りしていきます。
勿論、正解はありませんが、多くの人の意見を聴くことで「こんな視点もあるのか」といった自分の視野が広がるなどのメリットがあります。

有料でキャリアコンサルティングを受ける相談者は、「何かヒントになることを聴いて帰りたい」、「少しでも気持ちを軽くして帰りたい」など、目的は様々です。こういった相談者の希望に応えるためにも、キャリアコンサルタントには豊富な知識は勿論のこと、限られた時間内で相談者に気づきや内省を促す展開ができるスキルが求められます。

私は養成講座を受講している時、「自分が思っていたキャリアコンサルティングとは違う」というのが率直な感想でした。しかし、それも無理はありません。キャリアコンサルタント試験は60分の面談のうちの15分、つまり、インテーク面談。それを練習しているわけですからね。
『Shien.Lab』のキャリア相談課で実務経験を積んでも、他の研究員生と同様、「自分のキャリアコンサルティングって、どうなんだろう?」と思っていました。

そういったなかで、『第1回キャリア相談課を発展させた変形型スーパービジョン』が2020年12月1日に開催されました。前述のように進め、グループセッションで挙がった視点を利用して、多田先生がいくつかの質問を相談者に投げかけて深掘りをしました。そこで、初めて幅広い視点で相談者の状況や悩みを捉えて瞬時に頭の中で整理し、相談者の内省が深まる問いかけをするキャリアコンサルティングを目の当たりにしました。
その時、「これが自分の求めていたキャリアコンサルティングだ!」と強く感銘を受けました。その日は興奮のあまり、眠れなかったです(笑)
とても有意義な時間を過ごすことができて、『Shien.Lab』に入って良かったと改めて思いました。

▶多田先生の所感が記載された下記のブログもご覧くださいね。
https://ameblo.jp/cc4976/entry-12641444296.html
https://ameblo.jp/cc4976/entry-12641671670.html


■4.まとめ

今回は『Shien.Lab』内での『キャリア相談課(キャリアコンサルティングの実践)』と『変形型スーパービジョン(グループ型の考察)』について、紹介しました。
キャリアコンサルタント資格を取得しても、なかなか実務経験を積める場が少ないのが現状です。こういった中で、リアルな相談を受ける機会があることは貴重です。また、『変形型スーパービジョン』で、多田先生をはじめShien.Lab研究員生の様々な意見が聴けることも自分のキャリアコンサルティングをブラッシュアップして成長できる機会となります。
キャリアコンサルティングは、単に場数を踏めばいいというわけではないですからね。自分の課題を明らかにして、それを克服するために意識して経験を積んでいく必要があります。

前回の記事でも紹介した通り、『Shien.Lab』では研究員生の声を基にした新たな取り組みもスタートしています。研究員生参加型の『Shien.Lab』で、みなさんも対人支援のプロを目指して共に研鑽を積んでいきませんか?

▶多田塾『Shien.Lab』はこちら。
https://e-4clover.com/gakka/onestop/

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