カワセミを探せ 探鳥会レポート<K山編>2/2話 2024年4月
先日、ニコ支部F分会の探鳥会に参加してきました。
場所はK山です。
しんがりを務める役員のIさん、近くにいた人をさして
「同窓会で、野鳥の会に入っていると話してね、同級生を誘ってみたの」
一緒に歩いていた男性は
「4月に入ったばかり」
「山奥で鳥と一緒に育ったから、俺がいちばん詳しいかと思った」
山で育った人は、鳥を見つける目を持っていると思います。
私がそう言うと「いやいや」と謙遜しました。
そんな話をしていたらふもとの池に着きました。
3つ池があるうち、いちばん低いところの池から見ていきました。
最初の池は亀ばかりでした。
よく見るとオカヨシガモが2羽残っていました。
2番目の池に着いて、カワセミがいないか探しました。
「いた、カワセミ」
そう言った途端、周りにいた人が「どこ?どこ?」と集まってきました。
「そこの松の木が斜めにおりてきている」
その時、カワセミがダイブして水面がバシャッとなりました。
「あの水の跳ねたところ」
カワセミは枝の影になっています。
そっと近寄って探したのですが枝かぶりは解消されませんでした。
探鳥会ご一行、私とは逆に離れたところにスコープを置いてみんなで見ていました。
声をかけてくれたので私もスコープをのぞかせてもらいました。
しかし、やっぱり枝かぶりなのでした。
カワセミはパッと飛び立ち、遠くに行ってしまいました。
探鳥会ご一行は3番目の池に行きました。
冬の間、カメラマンがルリビタキにエサをあげていましたが、今はガビチョウがエサをついばむ仕草をしていました。
エサの細かいのが残っているのかなと思いました。
ガビチョウはすっかり人慣れして、まったく逃げませんでした。
小鳥がパッと飛びましたが、それはソウシチョウでした。
「戻りましょう」
先導さんの合図で探鳥会ご一行は歩き始めました。
しんがりの役員Iさんから
「スズメを見ました?」
「見ていないです」
「近くの民家にいると思うからスズメを探しましょう」
すると、さっそくチュンチュンと鳴き声が聞こえました。
観察した鳥が1種類増えました。
Iさんは
「今日はみんなでカワセミが見られて良かったですね」
なんて言いました。
役員さんが、探鳥会の良かったことを挙げていくのはいいなと思いながら聞いていました。
探鳥会ご一行はもとの集合場所に着いて、近くの芝生広場で鳥合わせをしました。
鳥合わせとは探鳥会で観察できた鳥を照らし合わせる作業です。
「オカヨシガモ」
「カワセミ」
「スズメ」
外来種は別に数えます。
「参考でガビチョウ、ソウシチョウ」
「ここで保険が切れます」
「気をつけてお帰りください」
周囲の人にあいさつをして帰路につきました。
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