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藪の中の鳥を探せ 探鳥会レポート<K山編>3/4話 2024年10月

 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はK山です。

 鳥にお礼を言う礼子さんの話が面白かったです。

 鳥界にはモデル専門学校があって、ポーズがうまい子はその専門学校の卒業生なのだそうです。
 たまにポーズが下手な子がいるのは学校に行く前だから。

 野鳥をこんな風に想像して楽しむのは面白いと思いました。

 もう少しで山を下りるという辺りにて。
 今回初めてO分会の探鳥会に来たというYさんが立ち止まっていました。

 左にある藪の中をずっとのぞき込んでいます。

 先頭はもうだいぶ先へ歩いて行ってしまっています。

 後方組はYさんの後ろから藪を覗きました。
 そこには小さな鳥がいて藪の中をさっと飛んで移動しました。

 なにかいる!

 もう動けなくなる後方組です。

 鳥はさっと移動しましたが、先ほどいたのと同じ枝に戻ってきました。
 「キビタキメス!」
 「黄色い背中が見えたから」

 さらに他の人が
 「コサメビタキ!」

 写真を撮って、見せ合って、どうやら2羽いるらしいということになりました。
 私が撮れたのはコサメビタキの方でした。

藪の中のコサメビタキ

 キビ子ちゃんも撮りたいなと思って藪の中をのぞき込む私。

 キョッ キョッ キョッ

 「アカゲラ!」

 今度はアカゲラ!?
 大急ぎでO分会長の見ている視線の先をたどりました。

 「あっ、飛んだ」

 私はアカゲラが流星のように飛んでいった奇跡だけ見えました。

 アカゲラが飛んだ先を探していたときに声を掛けられました。

 「ちょっと、ちょっと、ちる@鳥見の時間さん!」
 えっ?と振り向いたら
 「どこに鳥がいるんですか!」

 あいにく、今、振り返って、視線を外したおかげで見失いました。

 内心、ガッカリしたけど、表に出すのはこらえました。

 アカゲラは見えなくなったので、再度、藪を覗きました。

これもコサメビタキかな。
鳥のおしり

 藪の中にいたキビタキとコサメビタキは、人が増えたのを警戒したのか、姿が見えなくなりました。

 意気揚々とK山を下りた頃、雨が降り始めました。
 探鳥会ご一行は、休憩する予定だったD寺へ急ぎました。

4につづく。


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