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松の上のカワウ 探鳥会レポート<T沼編>1/3話 2024年2月

 先日、ニコ支部F分会の探鳥会に参加しました。
 場所はT沼です。

 T沼は、沼と付いていますが、水を堰き止めて作った貯水池です。
 (昔は沼だったのかもしれません)

 30分前くらいに着いて、受付とトイレをすませ、のんびりしていました。

 周囲をキョロキョロしていたのですが、待っている間に出たのはカラスだけでした。

 カア、カア、カア 

 メモ帳にハシブトガラスと書き込む私。

 「集まって下さい」
 そういう声がかかって、参加者は集まりました。

 F分会長から、今日の先導、しんがりを務める役員の紹介がありました。
 次に先導の方からコースの説明がありました。

 今日は途中にトイレが無いそうです。
 行きたい人は今のうちにと言われました。

 私は早く着いたので、出発前にもう一回トイレに行くことにしました。
 その方が安心して参加できますから。

 トイレを出るともうしんがりの役員さんが出発していて、慌てて参加者の列に加わりました。

 T沼からよく見える大きな松にカワウが数羽いました。

 「カワウのコロニー?」
 そうに言った人がいました。

松の上にカワウ

 ダムの堤体は土でできていました。
 アースダムと呼びます。

 アースダムの法面が崩れないように背の低い植物が植えられていました。
 なかなか鳥が好きそうだと思いましたが、1羽もいませんでした。 

 堤体を渡ったところで先導が足を止めました。
 一緒になって覗く参加者です。

 不意に鳥がパッと飛び立って逃げていきました。
 「なんだ、ガビちゃんか」

 近くにいた人はガビチョウのことをガビちゃんと呼んでいるらしい。
 「なんだ、ガビチョウか」とは2文字しか違わないのに当たりが柔らかいと思いました。

 キィルルルルル

 「あ、カイツブリ」

 私の近くにいた人はカイツブリの鳴き声を知らないみたいでした。

 「え?」
 「違いましたかね」

 たぶん違っていないと思うんだけどな~と進んだら、その少し先にカイツブリがいました。
 「正解でした」

 にんげんに見つかったのが不本意だったのか、カイツブリはつぷんと水の中に潜ってしまいました。

カイツブリ

2につづく。


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