探鳥会レポート<O山編>2/2話 2023年1月
先日、ゆる支部主催の探鳥会に参加しました。
場所は林道とO山です。
O山頂までは急な階段でした。
後ろがつっかえると困るので、一気に登って、息が切れました。
低い山なのと、背の高い杉の木が周囲に生えているので、展望台に上ってもそんなに景色がいいわけではありませんでした。
急な階段を下りて、山頂まで登らなかった組に合流しました。
チョコレートを持ってきていた人から1かけらいただいて食べたのが疲れた体に絶品でした。
帰りは山を迂回するように進みました。
目のいい人が言いました。
「ルリビタキ!」
青くてきれいなルリビタキで、こちらに気がついていない様子です。
探鳥会ご一行はそろそろと近づきました。
役員のAさんが
「ルリビタキだよ」
「見た?」
鳥の位置が分かったか、一人一人に声をかけていました。
見つけられない人がいれば
「緑の草が茂っている左の横たわった太い枝の上」
みたいな感じで教えていました。
スコープ隊も出てきてルリビタキに合わせてくれました。
ルリビタキはしばらく動かなかったので、全員が見ることができました。
みんな大満足です。
帰り道はわざとなのか、杉林の中の道なき道を進みました。
この日は暖かで、いつもなら怖いくらいに凍っている下り坂が凍っていなかったそうです。
そんな話を聞いて、安堵。
凍っていないけど急な下り坂を慎重に歩いたら、目の前を鳥が横切りました。
近くにいた人が
「アオゲラ!」
横切った鳥が見えるなんてうらやましい動体視力です。
無事に下山し、集合場所へと戻ってきました。
役員から集まるように声がかかりました。
「鳥合わせをします」
探鳥会で見られた鳥を照らし合わせる作業です。
「ルリビタキ、いましたね」
「アオゲラは……」
「見ました!」
「凍っていると怖い坂道のところ」
動体視力がいい人が証言しました。
その人は信用が厚かったので、アオゲラも観察した鳥として追加されました。
私は飛んでいく鳥のシルエットしか見ていないので証言するのはやめておいたのですが、心配しなくても大丈夫でした。
鳥合わせが終わったところで探鳥会は解散となりました。
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