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はじめましてタゲリ 鳥見散歩<W遊水地編>1/4話 2023年11月

 先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんとW遊水地に行ってきました。

 現地に着いたのは8:30頃でした。

 モカさんが心配そうに
 「こんなに早く行っても開いてないんじゃないの」
 これに対してけろりと言う私。
 「最初にシギチ川に行けば問題ないよ」

 モカさんが心配したとおり、駐車場へ続く門は閉まっていました。

 そこを華麗に素通り。

 シギチ川近く、道が広くなっていて車を停められる場所に着きました。
 門が閉まっていてもここなら問題なしです。

 既に車が何台か停まっていました。
 私たちも急いでシギチ川に向かいました。

 シギチ川の橋のたもとは水を堰き止めたダムになっていて、そこで釣り人を見かけました。

 私たちはシギチ川の上流に向かって川沿いに歩くことにしました。
 少し歩くとそこは浅瀬が広がっていました。

 モカさんはさっそく見つけて言いました。
 「いるよ!」

 シギチ狙いの私より嬉しそうに続けました。
 「向こうに茶色いのもいる!」
 「本当!」

 浅瀬になったところにダイサギなどのおなじみの鳥がいて、その足下にシギがいました。

 シギはみんな似たような顔をしていますが、11月になっても残っている種類はそんなに多くありません。
 「アオアシシギかねぇ」
 ざっくり判断する私でした。

シギは似すぎていて分からない

 次にモカさんが見つけた茶色い方を見てみました。

 茶色いのは地面の色と同化して見づらかったのですが、カメラで拡大してみてビックリ。
 「茶色いの、タゲリじゃない?」

 タゲリをカメラで撮って、画像を拡大して見せました。
 ただでさえ遠くてうまく撮れないのに、拡大したそれはボケボケだったのですけど。

 「頭に黒い羽根飾りがあるの」
 「へー」

 もっと近くで見たかったです。
 私にとっては、はじめましてタゲリ、でした。

タゲリ

 モカさんが慌てたように言いました。
 「ダイサギ撮って!」
 「カメラを持っているじゃん」
 モカさんは自分でもカメラを持っているのに私に撮らせようとしました。

 カメラで狙ってみると、ダイサギはくちばしに魚をくわえていて、うまく飲み込めなくて格闘していました。

魚を捕まえて
るんるんダイサギ
ダイサギ、苦戦中
がんばれー

 カメラカメラ~!と大騒ぎしているギャラリーが気に入らなかったのか、ダイサギは魚をくわえたまま飛び立ちました。

 「あー、行っちゃった」
 「取られないようにくわえて行ったよ」

 私たちはさらに上流に向かって歩きました。

 モカさんがまた鳥を見つけました。
 私には見つけられなかったのですが、カメラで撮った画像を見せてもらったら、オオジュリン系の顔をしていました。

 これにモカさんが「ジュリン系」と名付けました。

 オオジュリンは草の影にいることがおおくてなかなか会えない鳥です。

 ジュリン、ジュリンと唱えながら探したのですが、私はオオジュリンを撮れないままこの日は終わったのでした。

2につづく。


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