ありがとう、清澄庭園 探鳥会レポート<清澄庭園編>4/4話 2024年9月
先日、日本野鳥の会東京支部の探鳥会に参加してきました。
場所は清澄庭園です。
明治時代に造られた、江戸時代の武家屋敷風の庭園です。
今は工事中で水を抜かれています。
「カルガモがいますよ」
石の影でカルガモがのんびりしていました。
近くに人がいるのに、まったく警戒する様子がありませんでした。
「そこに飛んでいるの、ヒメアマツバメ」
「たくさん飛んでいる」
池の上空を飛んでいくツバメが数羽いました。
ツバメが渡りを始める頃だったので、最後の見納めになるかもと思って、じっくり見ました。
役員が
「ヒメアマツバメは夏に日本で繁殖する」
そう説明したら、もうひとりの役員が
「夏に繁殖しているんですか!?」
と、ものすごく驚いていたのが不思議でした。
ツバメが夏を日本で過ごすのって普通かと思っていました。
東京は違うのかなとドキドキ。
庭園内に富士山になぞらえた築山がありました。
山から川が流れている様子を現した石の流れと、滝を模した青い石が立ててありました。
青い石は珍しいそうです。
庭園に隣接するように小さい庭があって、アヤメなどが植えてありそうな浅い池がありました。
特に鳥はいませんでしたが、トンボやチョウがいました。
池の周囲を4分の3くらい歩いたところに東屋があって、ここで鳥合わせをしました。
「カルガモは何羽いました?」
「3羽」
「コゲラがギィーって鳴いていた」
「たぶん、1羽だと思う」
「シジュウカラは何羽いました」
「10羽くらい?」
「そのくらいはいるだろう」
わりとザックリした数でカウントしていきました。
役員さんがこの日を振り返りました。
「オナガが70はすごかった」
「長年やっているけど、あんなの初めて見た」
「オナガがたくさん飛んだの、素敵だったですね」
「みんな無事に回ってこられたので、拍手ー!」
参加者みんなで拍手をしました。
最後は大団円な感じで探鳥会は終了しました。
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