ウグイス一年分 鳥見散歩<K山編>2024年1月
先日、K山へ鳥見に行ってきました。
習いごとが終わってからなので、午後からの鳥見になりました。
私が遊歩道に向かって歩き出すと、車を運転していた人から呼び止められました。
「こんにちはー」
「今、カメラを持った人がいるなと思って」
それは探鳥会で顔見知りのBWG(バードウォッチングガールズ)のお姉様でした。
こんなところで会うなんてビックリです。
その方と別れて、私は遊歩道を進みました。
橋のたもとに東屋があって、去年はここにルリビタキがいたと聞いていました。
試しにここで待ってみることにしました。
そんなにしないうちに、近くの茂みに何かがぷるると揺れるのが見えました。
風で葉が揺れるのではないその動きをよく見てみたら、ルリビタキでした。
私が腰掛けている東屋から3メートルくらい。
撮り放題でした。
遊歩道を人が歩くたびにルリビは逃げて隠れましたが、またすぐに姿を現すのでした。
しばらく遊んでくれたのですが、犬を連れた人が通りがかったときに、どこか遠くへ行ってしまいました。
次にバードハウスへ行きました。
野鳥の会が管理している施設で、建物の中からエサ場にやってくる鳥を眺めることができます。
施設の人に声をかけて窓際に行くと、先ほど駐車場で声をかけてくれた方がいました。
「何かいました?」
「ルリビタキに会いました」
「東屋の所?」
「そう」
「じゃあ、餌付けされているかも」
「どおりで撮らせてくれると思いました」
こんな会話をして、あとは思い思いにエサ場にやってくる小鳥を楽しみました。
ヤマガラが多くて、シジュウカラやメジロが見られました。
施設の方が見つけて教えてくれたのはクロジでした。
クロジはよくやってくるそうですが、私はバードハウスでしか見たことがないです。
見ていたら私の好みのタイプの鳥がやってきました。
「今、そこにセンダイムシクイみたいな子が!」
言ってから季節がおかしいと気がついて
「この時期ならウグイスか」
施設の方によるとたまにウグイスが来るそうです。
たまにしか来ないというウグイスが牛脂のまわりにちょろちょろ出てきました。
そのたびに「ウグイス来ました」と声をかけました。
来ているお客が入れ替わるので、そのたびに「珍しい!」と誰かが見ていきました。
この時間だけでウグイスを一年分見たように思いました。
バードハウスを十分楽しんだので、帰路につきました。
帰りはルリビタキに会えませんでした。
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