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車に注意 探鳥会レポート<S峠編>3/3話 2024年7月

 先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
 場所はS峠です。

 探鳥会ご一行は道路の左端を歩きました。

 先頭が止まってスコープを設置しました。

 他の人がどこを指しているのかよく分かりませんでした。
 私の近くにスコープ隊のOさんがいたので、Oさんのスコープをのぞかせてもらいました。

 枝に止まっているのはきれいなビンズイでした。
 背景が山で、きれいなのですが、見つけにくい色合いでした。

ビンズイ
プラス補正したもの

 次の人に「まだ入っていますよ」と声をかけて譲りました。

 ビンズイを見てからトンネルに入りました。

 崖側を柱で支える形になっているので内部は明るいです。

 探鳥会ご一行はイワツバメの巣を見つけました。

イワツバメの巣

 「ヒナがいる」
 「黒いのが出ているのがそう」

 イワツバメの巣の穴から黒くて丸いものがはみ出ていました。

 黒いのってあれかなぁと見ていたら、それがすっと穴に引っ込みました。
 「本当だ!」

 イワツバメの巣を見ていると
 「車に気をつけてください」
 と後方から声がかかりました。

 役員ではないけどゆる支部に長く在籍している人が手を強くバシッと叩きました。
 それはトンネルに反響して、必要以上に強い音に聞こえました。

 早く進め、ということのようです。

 探鳥会ご一行はイワツバメの巣をあとにしました。

 トンネルを抜けると広くなっていて、そこで足を止めました。
 特に鳥がいないので、またUターンしました。

 「危なくってしょうがない」
 「一列になって、ここは早くトンネルを抜ける!」

 当番の役員に注意され、素直に一列に歩きはじめました。

 この頃になると視界が霧できかなくなってきました。

 ガァー

 霧の向こうでホシガラスが鳴いていました。

 トンネルを抜けたところで「ジョウビタキのメス」と聞こえましたが、こちらも見つけられませんでした。

 本格的に雨が降り始めたので折りたたみの傘を出してさしました。

 とりあえず駐車場に着きました。
 「鳥合わせをします」

 その声を聞いて、霧の向こうから大急ぎで参加者が駆けつけてきました。

 S峠の探鳥会は今回が初めてで、鳥合わせ用の一覧表はまっさらでした。
 雨に濡れてインクがにじみ黒い線が丸模様に変わっていきます。

 代表が
 「見た鳥を上から言っていきます」
 「ビンズイ、イワツバメ、ホシガラス、ジョウビタキ」

 こんな感じで、特急で鳥合わせをして探鳥会は解散となりました。

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