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探鳥会レポート<N神社編>3/3話 2022年10月 カヤの実が鈴なりです。

    先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はN神社周辺です。

 探鳥会ご一行は神社の裏につづく道を歩きました。
 神社の裏手は広場と森になっているのですが、実は昔、競馬場だったそうです。

 役員さんは
 「確かここに、見なくちゃいけない木があったはず」
 そうに言ってくれました。

 8月の探鳥会の時に見たカヤの木を覚えていてくれたのです。

 みんなでカヤの木のそばに行きました。
 地面にはたくさんの実が落ちていて、何人かは拾って集めていました。
    炒って食べるとおいしいらしい。

カヤの実

 会長はカヤの実を手にして
 「俺はあんまり好きじゃないんだ」
 「これ、道の駅に売っているよ」
      「えー、意外」

 そして、みんなで木を見上げました。
 葉がたくさん茂っていて、よく見えなかったのですけど、鳥が飛ぶのが見えました。
 「いる……ヤマガラ」

 カヤの実はヤマガラの大好物だと聞いていたのですが、そのとおりでした。

 葉っぱでよく見えないのに
 「シジュウカラもいます」
 だそうで、分かる人には分かるらしい。

 小鳥の混群はカヤの木から桜に移り、どこかへ飛んでいきました。

小鳥を撮ったはずなのに
ヒヨドリの写真しかなかった…

 N神社は山の上にあります。
 ここからはほとんど登山です。

 急斜面を登って、N神社裏の鳥居に着きました。
 先に到着した人から神社に手を合わせて挨拶をしていきました。

 十九社前の広場に集まって鳥合わせをしました。

 「ヤマガラを見た人」「はい」
 「シジュウカラを見た人」「はい」

 役員さんが
 「見たい鳥の情報が欲しい人はこちらまで」
 と、最後に声をかけてくれて、とても心引かれました。

 本当は見たい鳥がたくさんいるのですが……!
    (聞きたいラジオがあった)
    (もっと柔軟性を持とうよ、自分!)
     (後悔…)

 周囲の人にお礼を言って、帰路につきました。


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