森が濃すぎて鳥が分からなかった 探鳥会レポート<S広場編>2024年4月
先日、ニコ支部M分会の探鳥会に参加してきました。
場所はS広場という公園です。
桜の時期なので混むだろうと思い、早めに向かいました。
ところが標高が高すぎて、桜はまだ堅いつぼみでした。
逆に、これなら冬みたいに鳥がよく見えるのではないかと期待してしまいました。
受付を済ませると
「トイレが無いので今のうちに済ませてください」
と、声をかけられました。
私は探鳥会のレポートにトイレのことばかり書いていて恐縮だと思っていましたが、トイレの心配をするのは周囲の環境のせいのような気がしてきました。
定刻になって、集まるように声がかかりました。
まず、コースの説明がありました。
車の施錠と、荷物が外から見えないようにしてくださいと言われました。
念を押されると、なんとなく心配になって、車に行って確認してしまうのでした。
今回は楽しく回りたいなと思い、顔見知りの人たちの近くを歩きました。
前の方で「キバシリ!」と聞こえたので見上げると、頭上にいたのはエナガでした。
キバシリは結局分かりませんでした。
公園内を歩きましたが、鳥は全く出ませんでした。
探鳥会とはいえ、山を歩くときは万が一のことを考えて携行食を持つべきだと考えながら歩き、やがて休憩場所に着きました。
一緒に歩いていた方からおやつにエビせんべいをいただきました。
休憩時間が終って歩き始め、鳥が出ないままキャンプ場に着きました。
「キセキレイ!」
キセキレイは人がたくさんいて驚いたのかすぐに逃げてしまいました。
キャンプ場から森に入りました。
森の中に羽根がたくさん散らばっているのを見つけた人がいて、みんなで羽根を調べ始めました。
「おなかはベージュ色、尾は青い光沢、羽根に白い模様がある」
「色鮮やかな鳥だね、なんだろうね」
「カケスではない、カケスはもっと羽根が大きい」
その場では分からなかったのですが、後で調べたらイカルでした。
探鳥会ご一行は池で折り返し、ビジターセンターまで移動しました。
ここでトイレを借りることができました。
ビジターセンターにエサ台があって、ヒガラやヤマガラが飛んできました。
「鳥合わせを始めます」
「キバシリ」
「エナガ」
「キセキレイ」
「ヒガラ」
「ヤマガラ」
私の近くにいた人が
「向こうの木に鳥がいます」
見てみるとホオジロでした。
鳥合わせ一覧を見てみたら、ホオジロにチェックが入っていませんでした。
近くにいた役員のEさんに声をかけて教えたところ
「あら、ホオジロですね」
「本当、ホオジロ」
周辺のみんなでホオジロを確認しました。
この頃には鳥合わせが終わっていたのですが、役員Eさんが
「ホオジロを追加でお願いします!」
最初にホオジロに気付いた方に
「おかげさまで、観察した鳥が1羽増えました」
と、お礼を言いました。
駐車場までみんなで歩いて、ここで解散となりました。
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