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鳥見ハイキング3<キビタキ編>
先日、A山へ鳥見に行ってきました。
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと、ミソサザイの撮影を楽しんで、下山を始めました。
途中で大きなカメラの人と遭遇しませんでした。
「みんな帰っちゃったのかな」
私がそう言うとモカさんは
「何時間前の話だと思っているの」
モカさんに時計を示されて初めて気がついたのですが、私たちは滝の前でかなりゆっくりしていたようです。
今の時期に鳥屋さんに人気があるのはオオルリ・キビタキです。
私たちも前の日にオオルリ・キビタキが撮れたら良いねと話していました。
しかし、まったく遭遇することもなく山を下りてきてしまいました。
最後に名残惜しむかのように歩調がゆっくりになります。
私より目も耳も良いモカさんが先に見つけました。
「いた、キビタキ」
モカさん、ダッシュ。
やはりすぐに見つけられない私。
モカさんに迷惑にならないように、モカさんのカメラの向きからキビタキを探します。
まぁ、やっぱり見つからず。
モカさんが気を利かせて、教えてくれました。
そこには鮮やかな黄色い小鳥がいました。
一度見つかると、なぜ気がつかなかったのかと思うくらい、目に鮮やかです。
枝から枝へすぐに飛んでしまいますが、キビタキはあまり遠くへは逃げない小鳥で、すぐに追うことができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651573446928-cWbGhceHGb.png?width=800)
私が見失っている隙に、モカさんはキビタキの動画を撮っていました。
後で見せてくれたのですが「何か準備運動みたいなのをしていた」だそうです。
キビタキが背中を膨らませたりしていたのですけど、可愛い仕草を見られて、内心かなりうらやましかったです。
車に戻った頃には体が冷え切っていました。
持参したドリップコーヒーの「モカ」を入れて、お互いの写真を見せ合いながら反省会をしたのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1651606941435-8JG7GNqesM.png?width=800)
(おしまい)
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