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左にオナガ、右はアオゲラ。

    昼休みは職場近くの川沿いの遊歩道を歩くことにしています。

 お盆を過ぎた頃からオナガをよく見かけるようになったので、きれいに全身の写真が撮れないものかと狙っていました。

 オナガは撮られるのが好きではないみたいで、こちらの動きを察して、さっと枝の奥に隠れてしまいます。

 ある日、川沿いに作られた手すりの上にオナガがいるのを見つけました。
 オナガは手すりに絡みついたつる草の枯れたものを一生懸命にツンツンしていました。
 虫でもいたのでしょうか。

 そのおかげで、珍しくオナガがきれいに撮れたので、ちょっと満足。

オナガ先生
それ、美味しい?

 オナガがいたのは遊歩道の左側だったのですが、右側にある茂みでも何かがカサカサしていました。

 大きさから、ニホンリスでもいるのかなと思いました。

 よし、リスも撮っておくか。

 私はカサカサしている茂みにカメラを向けました。

 よく見たら赤いんです。
 もっとよく見たらアオゲラというキツツキでした。

 あらま。

 アオゲラは日本にしかいないキツツキです。
 高い木が好きなのでなかなかお目にかかれないのですが、私の目の前の茂みは高さ70センチくらいで、アオゲラは目の前のすぐそこ。
 なんて珍しい。

 貴重な機会だったのですが、やぶすぎて葉っぱがかぶさってしまい、アオゲラの顔がちゃんと写っていたのはたった一枚でした。

アオゲラもお食事中。

 無念。
 次こそは貴重なチャンスを最大限に生かしたいです。

 この日の夕方、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんに会いました。

 コーヒーを飲みながら、カメラのデータを見せたところ「いいなぁ」とうらやましがられました。
 おかげで気分が上を向いたので、その日は意気揚々と帰宅しました。


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