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フィンランド教育視察(3)

このnoteでフィンランドのことを書き始めて、ひとつ気づいたことがある。


「あれ、あたし学生の頃の自分に負けてないか。」


学生の時にもっていた教育への熱量。今もないわけじゃない。成長したいと思ってる。でも負けている。それも圧倒的。

あの時持っていた熱を思い出させるため、
大学の時に書き留めていたノートを
開いてみた。

ちょっとだけ息をのんだ。
やばい。やばいぞ。昔の自分の熱量に押されてる。熱い気持ちを思い出した瞬間だった。

過去の自分が大学生で単身、教育視察を行い、現地の校長先生にインタビューした。
ノートに記したその内容を、以下でまとめてみる。


フィンランド教育の特徴は?

・北から南まで同じことを教えている
・先生は自分に合った教科書を使う←これいいなぁ

なにを大事に教育しているか

・I can try.I can success.自分でやれるという自信をつけること
・自主性
・創造性

教師が必要な能力・資質は?

・patient 忍耐(長い時間をかけて教育するという考え)←もうほんとにめちゃくちゃその通り!子どもは大人の思い通りにはならん!
・新しいことをするというアイデア←これはめっちゃ必要だ!

学力競争は必要か?

・他人よりできないと思うことは✖️!過去の自分と比べてそれより出来ているかを目標にすること


どこまでも差別しない国

フィンランドではそもそも、出身や性、経済状況、母語に関係なく教育への機会均等が行われている。
つまりNO差別。NO排除。

私立もほとんどなく、大学まで全て無償。無償なのよ。親の経済状況は関係ないのよ!!!
だから、北から南までほとんど一緒の教育が受けられる。らしい。

勉強は自分でするものだ!

国語の時間。
あれ?違う教科の本読んでるな。先生が声をかける。子どもが何か答えた。本を読み続ける。え?!

そう。授業は人に迷惑をかけず、理由が述べられたら他ごとをしていておっけいのようだ。
これにはびっくりだった。

自ら学ぶ(=自発性)が何より重要。
教授するだけの授業は必要ない。
教師はとにかく、学ぶ意欲が高まる授業のアイデアを取り入れるだけのようだ。


調べれば調べるほどに、新しい概念が滝のように流れてきて、あたしの中の常識が粉々になったことを覚えている。

その粉々になった感覚が、とてつもなく爽やかだった。

新しい教育を見た。こんな教育があるんだ!
その感動は今も心を熱くする。

今、わたしはオランダのイエナプラン教育に注目している。
まだまだ日本の教育は良くなる。
良くしたい。

世界は広い。自分の視野も世界規模にすることで、新しい教育の扉をノックできると信じている。

熱かった大学の頃の自分に負けないように、どんな授業ができるのか、どう常識を破り子どもたちの学ぶ意欲を高められるのか、模索したい。

kiitos.

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