見出し画像

ELLEGARDEN、10-FEET、マキシマム ザ ホルモンの対バンツアーに行きたすぎて妄想してみた話【マキシマム ザ ホルモン編】【スマイルサプリ】

当たり前のようにチケットを外す…

画像1

この記事を書いたのは当選発表前日。正直、コロナも落ち着くだろうし、チケットを購入することさえ久々なのだから、おそらく当たるだろうと自分の運の良さを過信していました…。
この記事で妄想したことよりも、もっと面白いことが繰り広げられるだろうと考えると、悔しくて仕方がありません。もちろん2次にエントリー済み。
では、最後のパート「マキシマム ザ ホルモン編」です。

過去・現在・未来をつなぐ、ツアー

アツい2バンドを迎えると、オーディエンス側もへとへとだ。そして、そんなところにあのホルモンがやってくる。
最後にライブハウスで会ったのは2011年の名古屋のライブだ。ヘドバンしすぎて何が何だか記憶も遠い。
そんなお久しぶりホルモンにどう向き合ったらいいか悩んでいた。しかし、そんなことは杞憂に終わる。
フロアに明かりがつき、流れてきたのはホルモン? だった。「恋のメガラバ」だがなんだかちょっと違和感を感じる。そうだ、これはあの2号店・コロナナモレモモだ。【注】これは妄想です
同窓会に華を添えたのは、自分たちに憧れ追いつき追い越そうとするバンドの曲だった。TVでスターフィッシュを披露した「BLUE ENCOUNT」といい、今活躍中のバンドたちはみんなこの世代に憧れてバンドをはじめているのだ。
そんな過去・現在・未来をつなぐような演出に身震いした。そういえば『AIR JAM2018』の時にも同じようなことを思ったものだ。
そうこう考えている間に、暗転を迎えた。

至高のエンタメを提供するホルモン。まるで神様のように崇めるオーディエンスたち

いつものSEとともにオーディエンスの手拍子がはじまる。いよいよはじまるのかというワクワクとともに、この素敵な時間が終わりを告げようとしている事実も突きつけられなんだかソワソワしてしまう。
しかし、そんな雑念を振り払えと言わんばかりにライブはスタートした。

「俺たちは20年分のすべてを出し尽くすぞ! おまえら、ついてこれるかー!!」【注】これは妄想です

ダイスケはんの掛け声からはじまった1曲目は直前のSEでも流れた「恋のメガラバ」だ。本家の味で口直ししろと、若いもんに負けねーぞと、そんな強い意志を感じる。
この瞬間にダイブやモッシュが起きてもおかしくないが、みんなヘドバンでホルモンという神のような存在に激しい祈りを捧げている。全員によるサビの手拍子は壮観だ。

「まだまだやろうぜ、新木場! 三度のメシよりメシが好き!! こんにちは、マキシマム ザ ホルモンです」【注】これは妄想です

とナヲが叫びと同時に亮くんの強烈なリフとダイスケはんのデスボが流れる。「What's up,people?!」だ。今回のツアーで唯一、自由にステージを動き回れる男・ダイスケはんが、今日この新木場にいるすべてを代表して暴れ回る。
腕をブンブン振り回し、大ジャンプに、ハイキック。もう、一人『ストII』の世界に入り込んでしまったかのようなアクロバティックさを披露している。その発散されるエネルギーが会場をさらにヒートアップさせる。袖で見ている2バンドのメンバーもめちゃくちゃノリノリだ。その興奮冷めやらぬまま次の曲へ突入するかと思いきや。

「20年ぶりの再会なので、今日は20年前の俺たちの映像と写真を繋いだ動画を用意しました!」とYouTubeも爆速中のホルモンらしい演出だ。【注】これは妄想です

ナヲが歌う中島みゆきの「糸」とともに過去の3バンドの映像が流れる。バチバチ金髪の細美さんや左右の靴紐を結んだ雄一、今からは想像できないくらいふっくらしているなつかしのウブと亮くん。ゴリゴリにストリートなTAKUMAたち。
時には歓声、時には笑い声、そして最後にはみんなが涙しながら拍手で動画上映が終了した。

「ええなぁ、この感じ。この先じいさんばあさんになってもやりたいなぁ。せやなせやな」とダイスケはんとナヲ。【注】これは妄想です

そして「じゃあ次はみんなのもう一人のヒーローのあの曲を」と言うナヲの言葉からはじまったのが「F」だ。ドラゴンボールのフリーザをモチーフにした、原作者・鳥山明さんも公認のあの曲。
激しいスラップを放つ上ちゃんは僕のベースヒーローの一人だが、まるで一音一音がエネルギー弾を放たれているようでズンズンと低音が胸をつく。たまらない。そんな熱演する上ちゃんの横からあのお方が。フリーザ様だ。
そして、その後ろからは金髪ツンツン頭の悟空がやってくる。仲良く話しながら出てくるや否や、こちらに気づき戦闘をはじめる。バチバチにやりあった後、悟空があばよといって倒したのだ。
さすがホルモン、会場が笑いと熱狂に包まれた。ちなみにフリーザ様が10-FEETのTAKUMAで、悟空はなんとELLEGARDENの雄一だった。なんか、本当に仲良いのだなと嬉しくなってしまった。

こうした曲だけではなく、ステージ全体の表現としてオーディエンスを楽しませてくれるのがホルモン流だ。そう、これを楽しみに待っていたのだ。
次は何を仕掛けてくるのか。どんでん返しのような驚きがあるのではないか。エンタメを骨の髄まで楽しませてくれるのが彼らなのだ。

この陽気な気分をそのままにはじまったのが「霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔」だ。終盤の手拍子の部分は今日、この日を祝うかのようなあの神社で祈祷されているような、神秘的な感覚に陥った。
そして、お馴染みの「麺カタコッテリ!」の合言葉でおまじないをした後は最後の曲「恋のスペルマ」だ。本日参加したバンドのメンバーが全員ステージに姿を現し、踊り狂った。3バンドが同じようにこの20年間想像できないほどの苦難や壁にぶつかりながらも、互いに切磋琢磨してここまでのし上がってきた。
そんな3バンドが、ダイスケはんの最初のMCにあったように「20年間のすべてを出し切る」とはこういうことなのだろう。このツアーが歴史に残る名演になるだろうし、音楽は終わらない、止まらない。そんなことを教えてくれるライブだった。
そして、最後にダイスケはんが「しわくちゃになっても、笑顔で会おうなー!」と締めくくった。【注】これは妄想です

【マキシマム ザ ホルモン/妄想セットリスト】

1曲目:恋のメガラバ
2曲目:What's up,people?!
3曲目:糸(中島みゆきカバー)
4曲目:「F」
5曲目:霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔
6曲目:恋のスペルマ

【おまけ】マキシマム ザ ホルモン 『恋のスペルマ』 Music Video 野外フェス映像ver.

いかがでしたでしょうか。これで「ELLEGARDEN編」「10-FEET編」「マキシマム ザ ホルモン編」の3部作がフィナーレを迎えました。
すべて妄想なので、書く側は面白すぎて仕方がありませんでした。チケットの当落発表も近い今日ですが、ぜひ彼らの思いを受け止めて音楽を、ロックを止めないよう動いていきたいなと思います。
どうか、どうか当たりますように(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?