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ELLEGARDEN、10-FEET、マキシマム ザ ホルモンの対バンツアーに行きたすぎて妄想してみた話【10-FEET編】

前回のELLEGARDEN編に引き続き「#妄想ライブレポ」をやっていきたいと思います。

エルレの次は10-FEET。フェスでもないような順番に余韻に浸る余裕がない

ELLEGARDENのワンマンライブのような熱気に包まれたフロアに明かりがつき、再びSEが流れはじめる。
Dragon Ashやdustbox、ROTTENGRAFFTYなど、10-FEETと同期だったり、仲のいいバンドの楽曲ばかりが選曲されている。
エルレの前に流れていたSEとも違う“10-FEETらしさ”にキッズたちはさらに盛り上がっていく。
そして、再び暗転。流れてきたのはお馴染みの『ドラゴンクエスト』のオーケストラ曲“そして伝説へ…”だ。

僕らへの愛に溢れたパフォーマンス。やっぱり「10-FEET」は僕らにとっての勇者だ

なぜだかいつものような歓声が聞こえてこない。多くのオーディエンスが目を閉じている。
2021年9月30日に惜しくもこの世を去った作曲家・すぎやまこういち氏に思いを馳せているのだろう。
僕らの世代はみんなドラクエを通じて勇者となり、魔王を倒して世界を救ってきたからだ。
10-FEETの3人も同じであろうし、ステージに入場する姿もどこか誰かへの思いを胸に秘めているように見える。
そして、3人が定位置につきTAKUMAが話はじめる。

「今日はエルレやホルモン、おまえたちとの再会がめちゃくちゃうれしい。そして今日この日の楽しさ、音楽の力をすぎやまさんに届けるぞ!」【注】これは妄想です

そして、TAKUMAの印象的なギターリフが特徴の「River」から開幕した。過去の自分を回顧するような、何か大切な人への想いを馳せるような選曲に1曲目からオーディエンスのテンションは最高潮に達した。
そのテンションそのままに「nil?」がはじまる。歌詞の意味を当時高校生だった僕は理解できずにいたが、今ならわかる。何があっても大丈夫、そんな気持ちにさせてくれる。それにしても懐かしい選曲に会場中がより一層熱を帯びていく。
3曲目はここまでの伏線を回収するかのような「風」。イントロの部分で涙を流す人もちらほら。今を懸命に生きる自分たちが間違いじゃないと教えてくれるこの楽曲は、今このタイミングで披露されると神曲と言わざるを得ないだろう。
そして間奏でTAKUMAはオーディエンスに向かってこう言った。

「泣いたってええんや! 今日、今この瞬間に何も躊躇うことはないぞ!! でも、最後はホルモンもみて笑って帰るんやで!!」
最高か、このTAKUMAは。【注】これは妄想です

新たなライブがはじまるかのようにかき鳴らされたギター。そう「2%」だ。前に向く力を一気に注入される。勢いはさらに加速し、「Just False! Just α Hole!」「Vibes By Vibes」と続く。
そして終盤に差し掛かるとTAKUMAが長めに話しはじめた。

「コロナが続く中で、今日みたいな日が来ることを夢にみてた。そしてそれが叶った。それは、神様が俺らやおまえらの頑張りをみていたのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。ちょっとしたいたずらをKOICHIにしたこともあったな(笑)。だけど、音楽は、ロックはこんなところで死なせちゃいけないとずっと心で願ってきた。その思いは俺らもおまえらも変わらないと思う。本当に今日はみんなきてくれてありがとう」【注】これは妄想です

7曲目に披露されたのは「蜃気楼」だった。泣きながら歌うTAKUMAに思わず泣いてしまった。僕はここまでストレートに思いが伝わる楽曲をつくって歌うアーティストを他に知らない。
そして時間的にも最後と思われる楽曲「Freedom」がはじまった。泣いて終わりじゃなく、笑ってホルモンにつなげようという10-FEETの想いを感じた。

「今日は本当にありがとうございました。最後に、エルレに負けられないんで9曲目を急遽やって帰ります! でも、スタッフさんにも迷惑かけられないんで速攻でやります、CHERRY BLOSSOM!!」

まさかの9曲目「CHERRY BLOSSOM」を披露して、いそいそと退場して行った10-FEET。ありがとう。
やっぱりエルレは超絶憧れのヒーローという言葉が似合うが、10-FEETは誰一人取り残さないような愛に熱い「勇者」という言葉がぴったりだなと思った。【注】これは妄想です

【10-FEET/妄想セットリスト】

1曲目:River
2曲目:nil?
3曲目:風
4曲目:2%
5曲目:Just False! Just α Hole!
6曲目:Vibes By Vibes
7曲目:蜃気楼
8曲目:Freedom
9曲目:CHERRY BLOSSOM

【おまけ】10-FEET/その向こうへ

いかがでしたでしょうか、エルレに引き続き「#妄想ライブレポ」。今回は10-FEET編でした。
細美さんにしろ、TAKUMAにしろ、MCを妄想するのが楽しいけれど、恐れ多くて怖すぎます…。ぜひ、皆さんも同じように「#妄想ライブレポ」を楽しんでみませんか?
※本記事は僕が連載している「TSUTAYA News」より抜粋したものとなります。



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