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モネの睡蓮に会いに④(2024年8月、香川県直島)

 直島旅行の最終日。
 ここで、今回泊まった「マイロッジ直島」さんについて、もう少し情報を。

坂を上った高台にあります。部屋のバルコニーからの眺めが最高!
受付です。建物内は、全体的に白色と茶色で統一されていました。
受付の横にある階段を上って、さらに高い所に客室があります。階段が急なので、足元に気をつけて上がります。
いくつかある客室の中でも、広めの部屋を予約しました。窓から瀬戸内海が見えます。
家具や備品、消耗品は、ほとんど「無印良品」の物だそうです。シンプルで使いやすかったです。

 二泊お世話になった宿とお別れをし、宮浦港に向かいます。この日も、昨日と同じ10時のバスでつつじ荘へ。草間彌生さんの黄色いかぼちゃは、つつじ荘のバス停から歩いて10分ほどの所にあります。

町営バスとシャトルバスの起点となっているつつじ荘。
海岸沿いに、黄色いかぼちゃが見えてきました!
草間彌生「南瓜」
裏側から撮ったかぼちゃ。
周りでは、皆さん思い思いに過ごしています。外国の方ばかりで、まるで海外のよう。

 さらに進むと、アート作品が展示されている芝生エリアに着きました。ほとんどが、ニキ・ド・サン・ファルという人の作品です。カラフルな作品で、直島の明るい雰囲気にぴったり合っていました。

ニキ・ド・サン・ファル「らくだ」
こぶの部分が植木鉢になっています。
ニキ・ド・サン・ファル「猫」
ニキ・ド・サン・ファル「腰掛」

 再びつつじ荘に戻り、町営バスで本村という地域に向かいます。ここ本村地区では、直島の昔ながらの建物や街並みを利用して、アート作品を展示しています。この試みは、「家プロジェクト」と呼ばれています。

 農協前というバス停で降り、「本村ラウンジ&アーカイブ」という所で、入場チケットを買いました。「家プロジェクト」の6軒(6ヶ所)が見られる共通券です。1軒ずつの入場券もありましたが、3軒以上見るのであれば共通券の方がお得でした。

 アート作品を展示している「家」は、一ヶ所に固まっていないので、地図を見ながら探すことになります。入場するときに、共通券にスタンプを押してくれるので、スタンプラリーみたいで楽しかったです。

家プロジェクト「角屋」の入り口。中に、宮島達男さんの作品があります。
宮島達男「シー・オブ・タイム‘98」
家屋の中に入ると、水の張ってある部屋が。水中には、LEDで光るカウンターが沈められています。
宮島達男「ナオシマズ・カウンター・ウインドウ」
ガラスの数字は、どんどん変わっていきます。窓になっていて、外の景色が透けて見えます。
家プロジェクト「南寺」入り口への通路。この中には、ジェームズ・タレルの「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」が設置されています。体験型、時間予約制です。建築は安藤忠雄さん。
家プロジェクト「碁会所」の入り口。中には、須田悦弘さんの作品があります。
「碁会所」は、建物(部屋)が左右対称に作られています。
「碁会所」の左側の部屋の中。本物のようですが木彫で作られた椿です。
「碁会所」の右側の部屋の中。何もない?と思いましたが、手前の竹が作品だそうです。
本村地区の街並み。
建物の塀に毛糸で描かれています。地域全体でアートの街という感じでした。
「家プロジェクト」の6軒以外にも、街中のそこここにアートがありました。

 帰りの新幹線の時間もあり、「家プロジェクト」は6軒中3軒しか見ることができませんでした。ここも、可能であれば1日あったほうがいいかもしれません。
 全部まわれなかったのは残念でしたが、次行った時のお楽しみということにします。

昼すぎに、宮浦港を出発。アートにどっぷり浸かることのできた、幸せな2泊3日でした。ありがとう、直島!
お土産は、かぼちゃグッズばかりになりました。

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