見出し画像

【いろんなジャンルの本を一度で味わいたい時に】熔ける・熔けるふたたび

この事件のことは何となく知っていました。本が出たことも。何となくですが。

橘玲氏の著作で書いてあってちょっと読んでみようかな、ちょうどAudibleもあるし、って程度。正直、「依存症の本」って思ってました。

いやー全然違います。気持ちいいぐらい。
もちろんギャンブル依存やアルコールについての記載もありましたが、過去お世話になった紙おむつ「グーン」の開発やマーケティング、製紙業について、そして東京地検特捜部や留置所の話。
続編も即読み。仮出所してふたたび「熔かした」話、そして社内クーデター。

100億の会社のお金を「熔かす」自伝でもあり、会社の歴史書、日本の経済史でもあり、内容はお腹いっぱい。そしていろんなジャンルの本を一度で読めたようなお得な気分。

依存症、という所を書いておくと「ギャンブル依存」だけではなく「アルコール依存」とも診断されたそうです。

飲まず食わず、眠らずでひたすらバカラに興じたり、潰れるまで飲んでしまう、というところが正直分かろうとしても分からない部分なのですが
依存症にならない人はもともとやらないし、
なりやすい人ほどギャンブルをやってしまう。
これこそが、ギャンブル依存症を表す言葉だな、と納得したのでした。

Audible読み放題で。
kIndleもあります。


この記事が参加している募集

#読書感想文

189,937件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?