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【読書時間】あえて体を動かすことの意味_運動の神話(上)

運動の神話 上 https://amzn.asia/d/b9g8v6x

Audibleの読み放題に入るということで楽しみにしていた本です。(下巻がAudibleになるのは4月です。)

 私は早起きして、有酸素運動やウェイトトレーニングをしているのですが?何故と言われたら、理由はないとしか答えられません。

その理由を教えてくれる本かと思ったらそれはプロローグで気持ちよく否定されます(笑)

体力をつけるためタンパク質を意識し、カロリーを消費するんだったら最初から運動しなければ、わざわざお金を余分に払って食事をする必要はあるのか…
そしてよく言われている座ることのリスクや有酸素運動について「神話」があるがそれが正しいのか…?答えはこの本の中にあります。

 特に面白いのは、(プロローグにありますが)人類学・進化生物学という観点で語られている所です。これまでの運動に関する本は、1分野からの内容であったり、また現代人(しかも先進国)だけを対象とした実験の結果だったりですが、私達の先祖や、アフリカに住む少数民族から、そして作者自身の話まで、、、と多方面からのアプローチによってこれまで当たり前だと思っていた「神話」ががらがらと崩壊していくのが分かり、あっという間に読み終えてしまいました。
 運動嫌いでも好きでも、読み応えのある本だと思います。


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