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【読んでいてドキドキする】高慢と偏見(上・下)岩波文庫

古典や名著は敷居が高いと思われがちですが、間違ってました。

「高慢と偏見」読了。恋愛、結婚の話ですが特に事件が起きるわけではないのに読むのが楽しくて、電車の中でもにやにやしてしまいました。

多少ネタバレ、上巻のラストでエリザベスがダーシー氏からの手紙で自分の価値観をひっくり返されるところ、そして徐々にエリザベスがダーシー氏に惹かれていく心模様、ここの描かれ方の面白さといったらたまりません。

夏目漱石は「ジェーン・オースティンは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文字を草して技神に入る」と称賛しています。そして夏目漱石の小説にもジェーン・オースティンの影響が見えてくるのも面白いです。

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