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花菖蒲をいける

火曜日はいけばなのお稽古に行ってきました。

今回のテーマは「花菖蒲」

*以前の記事で「アヤメ科のお花の種類」を解説しております。よろしければご覧ください*

今回は「花菖蒲(はなしょうぶ)」の一種いけです。

いけ方の名前がついていて「写景盛花様式本位」と言います。
簡単にいうと「景色を写し、花器に盛るようにいける、決まりのある(=様式)いけ方」という感じになるかと・・・🙄

前にいけた燕子花(カキツバタ)は女性的に、花菖蒲は男性的に扱うと、昨今のLBGなんちゃらの方々がお聞きになると「けしからん!」と言われるかも知れませんが、そんな感じに決まっております。

また「カキツバタは葉を見せる、花菖蒲は花を見せるようにいける」とされており、カキツバタの方は四季折々の葉の見せ方(いけ方)があるのに対して、花菖蒲は花が綺麗な季節にしか初夏にしか使われません。
なので、花菖蒲はこの時期だけしかお稽古できない貴重なお花なのです。

今回は花菖蒲3株挿しのお稽古になりました。
基本は5株、7株と奇数で増えていきますが、今回はお稽古なので3株で。


前にお稽古した「カキツバタ」と同様に、葉っぱを組み合わせる「葉組み」をしていきます。カキツバタと少しずつ違うところがあり・・・混乱の元になるところです💦

葉っぱと格闘しつつ出来上がったのがこちらになります。

花留めは乾山ではなくて七宝です

スッキリした立ち姿に仕上げていきました。

ではここでクイズです。
下のカキツバタの葉組みの仕方と、どこが違うでしょうか?

昨年のカキツバタ(春の3株挿し)


正解は・・・?
まず、花菖蒲は葉をあまり広げずにスッキリまとめ、葉先だけ少しだけ開いているのに比べ、カキツバタでは葉をゆったり広げた感じにします。この作例は春の3株挿しなので、左と右の手前にある葉が5枚使われています。
さらに、カキツバタでは真ん中の葉っぱを低く使うのに対して、花菖蒲の方は3枚組の葉の真ん中を高く使っています。


お稽古終わって家に帰って・・・もうこれは変身できません😅
なのでそのままいけて・・・一日経って・・・

翌日の夕方、後ろのお花が綺麗に咲いておりました🤗

綺麗に咲いていました🌟

やはり花を見せる花菖蒲。咲くと迫力が出る感じがいたします。


今回はカキツバタと花菖蒲の作例を比較してみました。
自分でもこうやって見比べることはあまりないので、良いお勉強になりました(*´艸`)

今日も見てくださり、ありがとうございました(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ




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