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少子化について

今まで芸能人のゴシップくらいしか
ニュースを観なかった私が(ひどい
結婚をし、子供を産み育てるようになり、
政治やニュースに興味を持つようになりました。

日本はどこに向かい、何にお金を使われるのか
気になるようになり、
特に子育てについてのニュースは
自分に深く関わるようになったので、
関心を持つようになりました。

ただ、元々の知識が薄いため
ニュースを観ていても
あまり深く理解ができないこともあり、
もどかしい。。笑

私が出産してからロシアウクライナの戦争が
始まりましたが、
社会主義やソ連の知識があまりない私は
なぜ揉め始めたのか分からず、
社会主義の本を読んだくらいでした。

そこで今回は、自分が興味を持った
「少子化」について書いてみようと思います。

1.少子化対策によって子供は増えるのか?

ニュースを観ていると、
「少子化対策」という言葉はよく耳にします。
子育て世代が子供を産み育てやすくするよう
出産時や子育てのために
お金を給付するというもの。

子育てをする私にとって、
本当にありがたいことだし
出産をする時も子供を産んでからも
本当に助かっているのは事実。


ただ、国が子育て世代に給付することで、
果たして子供は増えるのだろうか。。
という疑問があります。

もちろんお金がかかるから子供を産まない、
2人目を作らない家族は居ると思う。
でも、少々手当が出たところで
子供を産もう!2人目を作ろう!と、
今の子育て世代はなるのだろうか。

そう思った理由について、
自分の周りの友人達の例を紹介しながら、
書きたいと思います。

2.私の周りの友人達

私の周りは、最近第一子を育てている友達が
結構多くいます。

そのうちの2人は、
もう2人目を作らないと決めたそうです。
他にも、2人目は欲しいけれど
今は考えられないと言う友達もいます。

また、結婚をしてしばらく経つけど
子供を作る決断ができないと感じる友達もいます。

それぞれの友人達の環境や、その理由を書きます。

①経済的に余裕はあるけどワンオペの友達

1人目のケースは、
経済的には余裕があるものの
旦那さんが仕事でかなり多忙で、
出張も多く家には寝に帰るだけの
完全ワンオペママになります。

子供は朝から夕方までスクールに行っていますが
風邪を引いて看病をしたり病院に連れて行ったり、
お出かけをするときに
子供が2人居ることを想像すると大変だろうと感じ、
このまま2人目は作らない決断をしたそうです。

②旅行や買い物にお金をかけたい友達

2人目のケースは、時短で働き、
旦那さんも家事育児に協力的なワーママ。

今お金には不自由していないけれど、
家族で旅行にも行きたいし
ちょっと良い外食もしたい。
夫婦共に買い物やブランド物が好きなので
それぞれ自由に使えるお金も確保したい。

よって、子供もう1人にお金と時間をかけるよりも
子供は1人で十分と感じたそうです。

③1人目を育てながら妊娠生活を送ることに抵抗のある友達

3人目のケースは、②のケースと同様、時短で働き、
旦那さんも家事育児に協力的なワーママ。

子供を保育園に入れて復職してみたら、
子供はしょっちゅう体調不良になるし
1歳半を過ぎてイヤイヤ期に入っている。

2人目は考えたいけれど、
この状況でつわりになったり
妊娠生活を送ることが想像できなくて、
今は2人目が考えられないとのこと。

④フルタイムで働きながら2人育てる想像ができない友達

4人目のケースは、フルタイムで働き、
家事育児に協力的で自営業で時間の融通もきく
旦那さんを持つワーママ。

今1人子供が居るだけでもお金も時間も精一杯なので
2人目は欲しいと思っているけれど、
2人を育てながらフルタイムで働くことが
想像できないとのこと。

⑤仕事が楽しくて子作りに踏み出せない友達

最後のケースは、結婚をして数年経っているけど
子供を作っていないキャリアウーマン。

いつか子供は欲しいと思いつつも、
仕事が楽しく、
仕事以外でも自分の趣味に時間を費やしたい。

子供ができるとどうしても
子育てに時間を作る必要があることは
わかっているため、
なかなか子供を作る決意ができないとのこと。


3.子供が増えない理由の考察

以上5人の友人のケースを紹介しました。

それぞれの理由を聞き、感じたことは、
昔に比べて子育て以外で楽しいコンテンツや
楽しむ方法が増えたことが
子供が増えない理由なのではないかと思いました。


昔は、女性は結婚をして子供を産んで
子供を育てるもの、それこそが女性の幸せだ
という価値観が当たり前でした。

ただ、今は女性の社会進出が進み、
仕事が好きな女性は働くことの楽しみを知り、
それ以外でも世の中には
楽しむことのできるコンテンツが
たくさん増えていきました。

結婚をして、子供を産んでも、
独身時代に楽しかったことも失いたくない!
と思うのは、仕方がないことのように感じます。

また、昔は親と一つ屋根の下に暮らし、
一緒に子育てをしてくれる家族が今より多く、
家賃もかからないことも珍しくはなかったですが
今親と同居をしている家族は
なかなか珍しいかと思います。

親と暮らせば、子育てのサポートはあるし
経済的にも困らないかもしれませんが、
親に子育ての干渉される、義両親との不仲、
義兄弟が家に来るなど、
他のストレスが増える可能性もあります。

いくら助かることが増えても
親と同居する選択をする家族は
少ないかと思います。


私は昔から結婚願望が強く、
子供も欲しいと思っていたので
今子育てして過ごす生活がとても幸せですし、
子供は、何よりも大きな存在です。

ただ、子育てをするために
独身時代当たり前のようにできていたことが
できなくなったのも事実です。

子供を預けないと行けない場所や
やれないことが多かったり、
子供のお昼寝の時間を確保してあげたいと思うと
なかなかスケジュールも立てづらかったりします。

子供を産んで変わった小さな日常の例を挙げると、
私は昔頭の中で自分の好きな音楽が流れていて
1人の時はよく歌を歌っていました。
でも、最近頭の中で流れる音楽は
子供の音楽ばかりで
あんなにいつも歌っていたのに
歌を歌うことも少なくなったことに
最近気づきました。

些細なことですが、
今まで日常で無意識に行っていたストレス発散を
やらなくなっていたんだなぁ、、と思いました。

私は元々働くことがそんなに好きではなかったので
産休に入って仕事から離れてみて
かなり開放感を感じていました。

家事育児も、仕事に比べてみたら
私は全然大変に感じなかったし、
正直復職することに抵抗すら感じていました。

でも、いざ復職してみると、
子供と離れて1人になる時間、
大人との会話の時間が増えて、
今では逆に子供と2人で過ごす時間の方が
大変に感じるようになりました。

自分が経験してみて、
思っていた以上に子育ては大変であるということが
理解できるようになりました。

お金があったら専業主婦になって
ずっと子供と一緒に過ごす生活を選ぶか?
と聞かれたら、絶対にNOです。

私の世代は、まだ結婚に憧れを持ち、
恋愛って素敵!みたいな価値観を持つ人達も
多くいますが、
おそらく私より下の世代は
私の世代のようには
もう感じていないのだろうと思います。

実際、新社会人や大学生の私の親族達は、
明るく友達もいるけれど
恋人ができたことがないそうです。

それに対して、そこまで悩んでもなく、
仕事、推し活、旅行などで充実しているから
あまり恋愛の必要性を感じていないようです。

昔のように給料が右肩上がりに上がらない、
といったニュースはよく観ますが、
個人が豊かに感じるための生活のクオリティは
昔に比べて上がっているのではないかと思います。

個人が豊かに感じるための生活をしようとすると
子供に時間やお金を取られたくない。
というのが子供が増えない理由なのではないかと
感じます。


4.少子化対策

元も子もないことを言ってしまいますが、
国がお金を給付しても、
少子化の進みは大きくは変わらないのではないかと
思っています。

前述した通り、
昔に比べて、人々のプライオリティが変わった
というのが、主な原因だと思うからです。

じゃあ何をしても無駄なのかと言われれば、
それは違う気がしていて、
お金があれば、保育園に入れられれば、
もっと家事育児サポートサービスがあれば、
といった声も必ずあります。

大きくは変わらないけれど、
できる範囲のことはしていく。
ということになるんだと思いました。


また、プライオリティが変わったというのは、
個人がそれぞれの幸せを
追求しやすい世の中になったということで、
それはとても良いことだと思います。

これは個人的な考えですが、
今の少子化の問題は
出生率が下がっていることではなく、
昔に子供が増え過ぎたうえに
医療の発達で寿命も延びて
高齢の人の数を若者が支えきれなく
なっているところにあると思います。

昔の時代に子供が増えたことや
医療が発達したことを
決して悪いと言いたいわけではなくて、
その状況を乗り越えるための
施策を打つことが大事なんだろうと感じます。

無理に人口を増やすのではなく
それぞれの個人の幸せを追求するため、
今後も子供を作るかどうかの選択や
何人作るかの選択は、
それぞれに任せて良いのではないかと思います。

何か施策のアイディアがあるわけではないけど
考えをまとめたく、書き上げました笑

それでは

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