執筆ツールいろいろ(as of Sep. 30, 2020)
せっかくいろいろ試してみたので、noteにまとめてみた。
※ 随時加筆修正します。
各ツールを以下の観点で比較してみた(表組みできないので文章ですがご容赦 m(_ _)m )。
- 編集機能
- 入力、検索・置換
- ルビ・傍点
- 字下げ
- 挿絵(最近の小説投稿サイトはこれも意外と大事)
- 管理機能/環境 その他
- バックアップ(一括バックアップとかクラウドバックアップ等)
- 編集環境
- インターネット
- マルチデバイス(家ではPC、カフェではタブレット、電車ではスマホ 等)
1. ノート・原稿用紙
やっぱ手書きじゃないとね、という方はいらっしゃいますよね。
手書きの汎用性はすごいですね。なんでも自由です。
- メリット
- オフラインでも大丈夫。すぐ書ける。自由にかける
- デメリット
- 修正や入れ替えなど、編集に限界があります
- 共有は、コピーとか写真とか郵送とか?
2. メモ(帳)
OS標準のアプリです。シンプルですが小説を書くには十分……かも?
- メリット
- まぁまぁの使いやすさ。低機能、軽量。
- デメリット
- iOS(iCloud/Google)のメモ:クラウド同期可能だけど、勝手に入力内容を変換する(クォートの変換や箇条書きの変換など)ので執筆には向かない
- Windowsのメモ:同期機能なし(クラウドストレージを使えば代替可能)。勝手に変換しないのでまだまし。
3. MS Word, 一太郎等のワードプロセッサー
- メリット
- 企業が開発したソフトウェアだけあって機能は優秀。
- デメリット
- あんまりないけどあえて言うなら、機能が逆に多すぎる。他に紹介しているアプリよりは重い。コスパ悪い感がある。
4. TATEditor
小説執筆専用アプリです。縦書きに対応していたり、ルビに対応していたりする、知るかぎり最強の執筆用エディタ。
- メリット
- 複数ルビ書式に対応
- 縦書き対応
- 1ファイルで作品(複数話)を管理することもできるので、一括置換は楽
- マルチプラットフォーム(Win, Mac, Android, iOS) (Web版開発中)
- デメリット
- マルチプラットフォームなのに同期がいまいち
- 保存書式が独自形式のためポータビリティが弱い
- Mac版はダークモード非対応。専用アプリの割に微妙に使いにくい
- 他
- クラウド版開発中だったり、機能強化を続けていたりするので今後に期待
5. Nola
執筆のためのWebのサービスです。アプリ版もあります。現状イチオシ!
- メリット
- Webブラウザさえあればマルチプラットフォーム
- さらにAndroid/iPhone版アプリもある(iPadではiPhone版を互換モード動作)
- プロット(起承転結・序破急)や設定(世界観)を作品と合わせて保存できる
- デメリット
- Webとアプリの同期の挙動がおかしい → 改善されました!今のところ問題ないです。その代わり同期は遅くなったような。。。
- (個人的に) 世界観(小説の設定)が使いにくい → 改善されました!
- 字下げ、ルビ等には対応していない
- 他
- すごい勢いで改善、機能追加されているhotなサービス。
- 最近、有償オプションが追加されました(詳細はこちら)
6. iA Writer
ライター向けのアプリです。小説専用ではないのでかゆいところには手は届かない
- メリット
- マルチプラットフォーム(Win, Mac, Android, iOS)
- 同期力が高い
- デメリット
- 有償
- ルビ・字下げ等非対応
7. Joplin
Evernote代替のMarkdownエディタです。
- メリット
- マルチプラットフォーム(Win/Mac/Linux/Android/iOS)
- 同期力が高い
- Markdown形式のテンプレートを使うことで、ある程度構造化して作品を管理できる
- デメリット
- 小説専用ではないので、かゆいところには手が届かない
- 他
- Evernote系に興味ある方はぜひ
8. ストーリープロッター
ネタからプロット、プロットからストーリーへ、というアイデアを文章にする流れに特化したアプリです。
ネタは思いつくんだけど、どうも作品にまとめあがらない、という方にはおすすめかも。
- メリット
- 直感的にネタからストーリーをまとめ上げることができる
- デメリット
- ルビや字下げはできない
- デバイス間同期は有料
9. 小説投稿サイト
そもそも私はそこに投稿するために書いています。各サイトの投稿機能にはある程度の編集機能があるので、それでいいんじゃない?という話もなくもないですね。特に字数指定のコンテスト(1600字以内、など)だと、そのサイトのエディタで数える字数が正となる。なぜかエディタが変わると字数の数え方が変わるようですね。多分、改行とか空白とかそういうのでしょう。
Z. 個人的な総評
Nola + 小説投稿サイト、という組み合わせが私にはベストです。
そもそものライフスタイルの話もありますが、私は専業小説家ではありません。合間の時間に執筆をするスタイルです。
仕事の合間、その他外出先や移動中にも執筆できる環境、ということで、マルチデバイスと同期機能を非常に重要視しているのです。
投稿小説の体裁は、「小説投稿サイト」の編集機能である程度はまかなえます。字下げとか。
そのまま出版したいわけでもないので、編集画面上でルビをしっかり確認できる必要はなかったりします。
ということで、こういう結論になりました。
お願い
この手の情報は陳腐化することが恐ろしいと思っています。
ですので、VerUpしてこんな機能拡張されているよ、や、こんなサービス・アプリがあるよ、など、当方が気づいていないことがあれば教えてください。
このnoteを読む方の執筆環境向上のためのご提案、いただければと思います。
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