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変異とか翻訳とか。

ナンセンス変異:そこで翻訳が終わってしまう変異。

アミノ酸をコードしているコドンが終止コドンに変化する変異

塩基置換によって発生。アミノ酸をコードする部位の1塩基変化によって、終止コドンが形成される場合のこと。途中でポリペプチド鎖合成が中止されて不完全なタンパクしか形成されない。mRNAが不安定となり積極的に分解される

フレームシフト変異
塩基挿入・欠失によって発生する。本来はない塩基が加わる(挿入)、無くなる(欠失)

アミノ酸はトリプレット(塩基3個の組を1単位と考えたもの)で形成されるコドン(mRNAの翻訳開始点から始まるトリプレットは、アミノ酸を指定する情報を持っていて特別にコドンと呼ぶ)で指定されるので、3の倍数でない塩基数の欠失・挿入が発生すると読み枠(フレーム)がずれるため本来とは全く異なったアミノ酸をコードすることになる変異。

DNAの情報を発現させるのがRNA。


DNAは遺伝情報を保存するもの。RNAは遺伝情報を利用するためのもの

mRNAの役割は「遺伝情報を持つ」


遺伝情報をDNAからコピー(転写)して、タンパク質を作るリボソームrRNAまでtRNAを利用し識別して移動する


リボソームはrRNAとタンパク質から構成されており、リボソームの中心的な役割はrRNAが担う

タンパク質合成のたびに「くっつく→離れる(翻訳していない時)」を繰り返す

リボソームの大小ユニットが集合→リボソームとmRNAと会合する→tRNAがアミノ酸をmRNAに届けたんぱく質が合成→リボソームがmRNAから離され大小サブユニットがばらばらになる

小サブユニット:mRNAとtRNAを正しく結合させる(tRNAが持っているアミノ酸が正しいかは確認できない)
大サブユニット:ペプチド結合を形成する


『翻訳』mRNAの配列をアミノ酸の配列に変換する過程
mRNAのコドンに対応するアミノ酸をつなげて、ポリペプチドを合成する過程

DNA(遺伝子)が転写されて、mRNAが作られ、この情報がタンパク質へ翻訳されるという流れ。

mRNAのコドンはそれと相補的なtRNAのアンチコドンと結合することにより、mRNAで指定されたアミノ酸が運ばれてくることになる


tRNAによって運ばれてきたアミノ酸は、リボソーム内で直前のアミノ酸の隣に並んでいく。ここで2つのアミノ酸の間にペプチド結合が形成され、それが次々と繰り返されてポリペプチド鎖がのびていく。

リボソームはmRNAに沿って正確に3塩基ずつ移動し、終止コドンがあるとその翻訳は終了する

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