見出し画像

川の流れのように、気づいたら4月が終わろうとしている

あんまり覚えていない3月からあれよあれよと4月になってしまった…
4月から新規就農者として働き始めました。こんなに忙しない4月は生まれてはじめてで、あまり記憶がありません。だから予定もやったことも手帳に書いているのですが、その予定ですら1日書き間違えてしまっていて、踏んだり蹴ったり。自然と日々対話。睨めっこ。騙し合い。どんな日本語が表現として合っているのか、自問自答を繰り返すうちに、これが一番しっくりくる。

私は『自然』に手の上で転がされています。

ローカルな人は、自然をよく知っています。この時期を逃したら、田んぼに入れなくなることも、綺麗に畦が塗れなくなることも、わかっています。だからその一瞬を見逃さない。綺麗な畦を塗って、トラクターのタイヤ痕を付けずにピシッと耕していきます。人間と同じように、圃場も十人十色なのですが、同じように仕上げるところが素晴らしいです。

一瞬を見逃してしまった私はというと、通常の仕事時間の2倍はかかっていると思います。一筋縄でいかないと覚悟していたものの、予測できないことばかりであわわしていますが、人生の中で今が一番成長していると実感しています。未熟な自分に気づくことができれば、成長できる証です。

さて、今年はどんなお米づくりストーリーがあるのでしょうか。
大変だけど、楽しむことを忘れずにていねいにこなしていきたいです。

この記事が参加している募集