オレンジ色の思い出
先日、少しショックな事が。。
ちょっとだけ泣きそうに(;_;)
様々な事情で
《祖父母が暮らしていた家》が無くなってしまうかもしれないと聞く。
立地や利便性が良い場所であり、その場所にマンションが建設予定になっている。
私はそれを知り大変ショックを受けてしまった。
しかし
時代も人も変わり行き様々な事情があり仕方が無いかもしれない。。と自身に言い聞かせる。
父方の祖父母はどちらも東北の人。
仕事で関東に永住。
祖父母が移住しなければ私は存在していない。縁とは不思議なものだ。
幼少の頃、親戚一同が集まれば男性はお酒、女性は台所仕事。
行くと必ず叔母のお手伝いをしていた。
皆賑やかで気さくで温かかった。
平屋の一軒家は開放的でお祭りの様に笑い声や優しさで溢れていた。
祖父母は随分前に他界したが、ずっと思い出の家はそこにあるものと思っていた。
いつも明るく玄関で出迎えてくれる祖母。
奥から出て来て椅子に座り微笑む無口な祖父。
陽気な父の兄弟やお嫁さん達、従兄弟、私達
出前の中華そばや祖母の唐揚げ。
沢山の手料理。
帰り際、皆で私達家族が見えなくなるまで見送ってくれた姿。
温かいオレンジ色の思い出は心にずっと残っている。
皆に可愛がられて私はきっととても幸せだったんだ。
思い出の家がもし無くなっても
例え一人ずついなくなってしまっても。。
私は皆の笑顔を忘れない。
いつまでもあの家で見た皆の笑顔は
オレンジ色の温かい記憶。
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