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旅行贈呈ともやし生活

定年した実家の両親はコロナ禍前から割と家に籠りがちな生活をしていた。
確かに外はお金はかかる。

私はコロナ禍でも状況見ながら
県内ならば一人でも旅行やら、買い物やら、人と遊んだりしてしまう。

先日
職場の年配の方と雑談する中で

「色んな所行きたいけど、コロナとか介護とか仕事があるから行けないのよね〜」
という切実な本音を聞く機会があった。

私は別に親孝行な娘でも無く、どちらかと言うと割と「親不孝もん」な方かもしれない。

そんな名前のお店も近くにありモヤっとする。

そして先日
自然の中で佇んでいたら
非日常を強く感じ、とても心が開かれた気がした。心身リラックスできた。
自然と笑みが溢れるというか。

なので
決して余裕は無いのだけど
親に隣県か県内の老舗旅館を選んでもらい予約する事にした。
新婚旅行の様に二人だけで。

始めは遠慮し渋っていた両親だったが、嬉しそうにはしゃいでいた。

コロナ禍を経て
いつ誰がどうなるかなんて分からない。と。
思ったので出来ることは色々していきたい。

そういえば真面目で快活な父は昔から
旅行が大好きだったのを思い出したのだ。

いつも行く家族旅行は
夜明けの四時くらいに毛布を持ち、皆で静かに車に乗り出発していた。
車内で食べるおにぎりがとても美味しかったのを覚えている。

私達子供は毛布にくるまり寝ていたが
いつもワクワクした。

今回
結構太っ腹な事してしまったけど
たまにはそんな事もしてあげないといつまでも
「デレすけ!!」と言われる(笑)

親の前で涼しい顔して予約確定ボタンをクリックすると同時に
私のもやし生活開始のゴングが脳内で鳴る。

私もコロナが落ち着いたら連休とって
京都に行きたい。


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