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地理と歴史の関係の話

  こんばんは。台風が近づいて、一部の地域ではとても強い風が吹いていますね。10号も来ますし、皆さん引き続き気をつけてください。さて、今日は、地理と歴史の関係について簡単に書いてみます。といっても本当に短い文章です。

 大学の地理学の講座(研究室、教室)は、東日本は理学部にあり、西日本は文学部にあります。東日本の大学の地理学が理学部にあるのは、明治時代に日本に近代地理学が伝わる段階でドイツの地理学の影響を受けたためであると言われています。それに対して西日本は、文学部に地理学があったフランスの影響を受けて、文学部に地理学があるそうです。なので、地理学で博士号を持っている人は、博士(理学)の人もいれば博士(文学)の人もいるんですよね。不思議ですが地理学ではよく知られた話です。

 そして、西日本の地理学は、文学部にあることも関係して、歴史学との関わりが深いです。歴史学科の中に地理学が含まれることも多かったようです。先日、図書分類の話を書きましたが、人文地理学は290番台(2類の歴史の一番最後)にあります。

 単に社会科というだけでなく、地理と歴史には大切なつながりがあります。一般的にいえば、地理が空間的視点、歴史が時間的視点で世界をとらえるといわれます。私は、両方がそろうことによる想像力が大切だと考えています。ついつい私は地理のことばかり考えてしまいますが、地域の歴史、社会の歴史、国と国との関係の歴史など、地理を考えるうえで大切な歴史についても関心を持って学んでいきたいと思います。

 最後になりますが、8月は夏休みの宿題的に毎日記事を書いてみましたが、9月はさすがに毎日も書くことがなくなってきたので、そろそろペースを見直そうかと考えています。でも皆さんの記事を読むのは毎日楽しみです。noteっていいですね。

 

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